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塩尻にテークアウト&真空冷凍販売ピザ専門店 焼きたての味、そのままに

「焼きたての味を、好きなときに楽しんで」と五味さん(写真左)

「焼きたての味を、好きなときに楽しんで」と五味さん(写真左)

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 焼きたてのピザをテークアウトと真空冷凍で販売する「Pizza Verde(ヴェルデ)Factory」(塩尻市広丘高出、TEL 0263-87-2570)が塩尻の中央スポーツ公園近くにオープンして1カ月が過ぎた。

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 店舗面積は約15坪。松本・緑町に2015(平成27)年12月に開業したナポリピザ専門店「Pizza Verde Matsumoto」の店主・五味靖夫さんが持ち帰り専門店としてオープン。真空冷凍は、焼きたてのピザを瞬間冷凍して真空包装したもので、食べるときは解凍して温める。「一枚一枚手作りしているので、店で食べるのと変わらない、焼きたての風味を楽しめる」と五味さんは話す。

 サイズはS(20センチ)とR(25センチ)の2つ。「マルゲリータ」(S=721円、R=1,036円)、「カプリチョーザ」(同=931円、同=1,246円)など24種類のほか、本日のお薦めも用意する。焼きたてを持ち帰る場合は箱代(100円)がかかる。現在、店内飲食はできないが、今後はセルフスタイルのイートインスペースを設ける予定。

 新型コロナウイルスの影響で客が減少し、「もともと店に足を運べるのは、限られた人だったということに気付いた」と五味さんは振り返る。店の目的を見つめ直して出した答えは、「おいしいピザを食べて喜んでもらうこと」だったという。「店で食べてもらうのはあくまで一つの手段。おいしいものを届けるためにほかに何か手段はないかと考えた」。瞬間冷凍できる技術があることを知り、見学に行き、補助金を活用して機械を導入。上高地のロッジなど宿泊施設向けの卸やオンライン販売を始め、ピザ専門店が少なくワイナリーが多い塩尻に出店することを決めた。

 松本の店は昨年、中南信地域で初めて「真のナポリピッツァ協会」から認定を受けた。現在は予約制で営業している。店内、テークアウト、デリバリー、オンラインに加え、5つ目の売り方として、今後は移動販売車での提供ができるよう、準備を進めている。五味さんは「真空冷凍の技術を用いることで、食べたいときにいつでも食べることができるようになった。コロナ禍で大変だが、ピンチをチャンスに変えて、多くの人においしいピザを届けたい」と意気込む。

 営業時間は11時30分~21時。月曜・火曜定休。

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