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松本の和菓子店と中華料理店がコラボ「台湾風白玉団子」 地元産イチゴなど使い

「藤むら」の近藤智郷さん(左)と「間道」の武田真幸さん

「藤むら」の近藤智郷さん(左)と「間道」の武田真幸さん

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 松本の和菓子店「御菓子処(どころ)藤むら」(松本市中央2)と中華料理店「間道(カント)」(深志2)と百貨店「井上」(同)が「台湾風白玉団子」を共同開発し、現在、販売している。

3色の「台湾風白玉団子」

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 台湾式ぜんざい「湯圓(タンエン)」をヒントに、白玉団子をアレンジ。白、ピンク、薄い黄色の3色で、中身のあんはそれぞれ黒ごま、イチゴ、カシューナッツとジャスミン茶の茶葉を練り込んだ。シロップは、広東料理のデザートとして使われる糖水(トンスイ)をベースに、ライチリキュールやレモン果汁を入れて仕上げた。

 「藤むら」の社長・近藤智郷さん、「間道」の店主・武田真幸さんは、一昨年の春に発足した松本を中心に活動する生産者や料理人などのグループ「信州嵐(ラン)」の一員。生産者から消費者まで全ての人が食に関する知識や考えを共有することを目指し、新感覚おやきなどコラボ商品の開発・販売や、メンバーのシェフ9人が腕を振るう1日限定レストラン、勉強会などを開催している。

 これまで同グループのコラボ商品を扱ってきた「井上」の井上博文副社長に「湯圓」を紹介されたことがきっかけで商品開発を始めた。近藤さんは「地元食材を使って、自分たちらしい一品ができないか考えた」と振り返る。イチゴは「三才山農園なかや」(三才山)の「真紅の美鈴」を使用。同グループのメンバーで試食を重ねて完成した。武田さんは「和菓子と中華をうまく融合できたと思うので、一度味わってもらえれば」と話す。

 「間道」では3月6日まで提供(3個入り、300円)。3月5日・6日は山形村の「アイシティ21」でテークアウト用(4個入り、432円)を販売する。

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