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たこ焼きを浸して食べるカレーソース 地元2社とスープカレー専門店がコラボ

商品を手にPRする亀原さん(左)、井上さん(中央)、藤井さん

商品を手にPRする亀原さん(左)、井上さん(中央)、藤井さん

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 たこ焼き居酒屋「タコとハイボール」を運営する「フラバーダイニング」(塩尻市大門一番町)とスープカレー専門店「ハンジロー」(安曇野市穂高)、百貨店の井上(松本市深志2)がたこ焼きを浸して食べる「マジカリーソース」を共同開発し、現在、販売している。

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 レトルトで1袋150グラム入り。温めたソースにたこ焼きを浸しながら、崩して食べる。スープはブイヨンにカルダモンやクミン、フェンネルなど17種類のスパイスを使用。タマネギの甘さも生かして、風味豊かに仕上げた。

 昨年6月、フラバーダイニングの亀原和成社長が「これまでとは違うたこ焼きの食べ方を提案できるような商品を、地元企業と一緒に考えたい」と井上の井上博文常務に相談。「スープカレーのたこ焼き版というのも面白いのでは」と、井上さんがハンジローの店主・藤井拓也さんを紹介する形で、商品開発がスタートした。

 明石焼きをイメージしつつ、目指したのはたこ焼きに染み込むようなスープカレー。たこ焼き自体の味とのバランスも意識しながら試作を繰り返し、1年かけて完成させた。辛みのあるスパイスは使っていないため、カイエンペッパーや七味などを合わせるのもおすすめだという。「ステイホームで、家でたこ焼きを作る人も増えた。少し変化を付けることで新しい食べ方として楽しんでもらえれば」と藤井さん。

 「タコとハイボール」や、同グループの「焼きたて屋」の一部店舗では、たこ焼きとセットで提供する。亀原さんは「老若男女問わず、食べやすい商品ができた。これをきっかけにスープ系も考えていきたい」と意気込む。

 価格は270円。「タコとハイボール」とハンジローのほか、井上百貨店本店、アイシティ21で販売する。

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