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松本・梓川に「yonematsu」 地元雑貨店に長年勤めた姉妹が独立開業

すっきりとした店内。大きな窓の外には田園風景が広がる

すっきりとした店内。大きな窓の外には田園風景が広がる

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 松本市梓川に雑貨店「yonematsu(ヨネマツ)」(松本市梓川倭、TEL 0263-50-8955)が7月14日、オープンした。

セレクトした「気楽に、でも長く付き合えるもの」

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 今年3月に閉店したカフェ「VALO(バロ)」の跡で、店舗面積は約15坪。米倉千賀子さん・小松美穂さん姉妹が「2人で店を持ちたい」という長年の夢をかなえて開業した。

 「気楽に、でも長く付き合えるもの」がセレクトの基準。「器も服も、がんがん洗うことができて、毎日使えるものがいい」と小松さん。食器や布もの、文具、服、アクセサリーのほか、お茶やお菓子なども扱う。

 岐阜・土岐で女性2人が手掛ける「KANEAKI SAKAI POTTERY」は、使いやすい食器のシリーズ。「シンプルなフォルム、優しいラインと色合い。女性2人というところも通じるものを感じた。店を始めるときに絶対に紹介したいと思っていた」。北海道在住のイラストレーター夫婦によるユニット・「ネクタイ」の鳥や草花をモチーフにしたペーパーアイテムや静岡・「KUKAI」のお茶なども用意する。小松さんが手掛ける「accessory imo」のアクセサリーも。

 2人は、松本・平田の雑貨店「スタンダードスタイル」に20年以上勤務。「姉妹で店を持ちたいとずっと思っていたが、居心地が良かったのと、タイミングもあって、なかなか始められなかった」と振り返る。今年3月、この場所を見て、「駐車場があり、窓からの開けた眺めも良くて、ここだと思った」。勤務を続けながら、取引先の手配や什器(じゅうき)の調達など少しずつ準備を進めてきた。

 店名は2人の名字から1字ずつ取ったもの。仕入れやお金の関係は米倉さん、パソコン関係は小松さんと、それぞれの得意分野を生かしつつ、「好みは似ているので、『いいね』『ちょっと違うかも』などと話しながら選んでいる」と2人は笑顔を見せる。

 「これまでが忙しい店だったので、ゆったりとした雰囲気にはまだちょっと慣れない(笑)。でも、自分が仕入れたものを手に取ってくれる人を、ありがたいと思って見ている」と米倉さん。今後は、アイテム数を増やしながら、秋にはカフェ営業もできるようにしたいという。「ゆっくりのんびり、ふらりと立ち寄ってもらえれば」と小松さん。

 営業時間は10時~18時。木曜定休。

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