100万円の「樽ごとワインふるさと便」-塩尻市、市制施行50年で販売

ふるさと特別便に使用される約220リットル入るワイン樽。

ふるさと特別便に使用される約220リットル入るワイン樽。

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 塩尻市が市制施行50周年を記念して企画した「樽ごとワイン」などの「100万円の信州塩尻ふるさと特別便」の申し込み締め切りまであと1週間となった。

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 「信州塩尻ふるさと便」は、塩尻市や地元企業などで構成する「信州ブランド推進ネットワーク会議」が市の特産品を活用して行っている商品開発の一環で生まれたもの。塩尻産食材を使った料理と市内ワイナリーのワインをセットにした「信州塩尻ふるさと便・ワインビストロ」を今年4月から販売している。

 受け付け中の「特別便」は市制施行50年を記念して企画されたもの。これまで歩んできた50年の歴史と、この先50年を合わせた「輝く未来への100周年」という意味を込めて、金額を100万円に設定した。「塩尻産メルロー樽ごとワイン」(約220リットル・ボトル300本相当)は市内の4ワイナリーから1点ずつ、計4点を販売。今年収穫した塩尻産のぶどう「メルロー」をたるで育成し、2011年に瓶詰めにしたワインと、たるを一緒に届ける。同市の伝統工芸品、木曽漆器の食器棚とダイニングセットの「木曽漆(うるし)家具セット」(約160万円相当)も1点用意。このほか、市内の8ワイナリーからそれぞれの秘蔵ワイン計8本と塩尻産食材を使った料理が入った「塩尻一押しワイン&キュイジーヌセット」(8万円)を10セット販売する。

 9月末より申し込みを開始。「市内からだけでなく、新聞やネットで見たという関東圏の人などからも問い合わせや申し込みを受けている」と市のブランド推進室担当者。「樽ごとワイン」に使われる今年のメルローについては「ワイナリーから、今年のブドウは糖度が高く、40年ぶりの出来の良さと聞いている」とも。一押しワインのセットに用意されるワインは、ワイナリーが保存用にとっておいた秘蔵品など通常販売されないものや1本2万円以上するものも含まれるという。「この機会を逃すと二度と手に入らないものもある」(同担当者)。

 「特別便」の受け付けは今月28日まで。申し込み多数の場合は抽選になる。商品は「木曽くらしの工芸館(道の駅木曽ならかわ)」(塩尻市木曽平沢)で展示中。申し込み方法などはサイトでも確認できる。

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