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松本・寿豊丘に「コトブキロケッツ」 暮らしに寄り添うキャンドル提案

店舗兼工房の様子。「花や音楽のように暮らしの中になじむキャンドルを提案していきたい」と園原さん

店舗兼工房の様子。「花や音楽のように暮らしの中になじむキャンドルを提案していきたい」と園原さん

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 キャンドル専門店「kotobukirokets(コトブキロケッツ)」(松本市寿豊丘、TEL 090-5401-8801)が11月25日、オープンした。

店舗外観

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 店主の園原かおりさんが自宅の和室を改装し、キャンドルの販売と、店内に設けた工房で体験レッスンを行う。店舗入り口の扉の設置など、専門的な技術が必要な部分以外は全て手作業。木目を基調に、壁はナチュラルな色味で統一し、落ち着いた雰囲気に仕上げた。園原さんは「友人や家族、SNSで募集した人に手伝ってもらい完成した」と話す。店舗面積は約10坪。

 「日常に溶け込むキャンドル」をコンセプトに、主に蜜ろうや大豆ワックスなど自然由来の材料を使って制作。フクロウやウサギ、松ぼっくりをかたどったものや、ドライフラワーを入れた「ボタニカルキャンドル」などを並べる。ほか、蜜ろうを加工しチーズの形にしたユニークなものも。「ドライフラワーは松本市の農家からロスフラワーを譲り受けて作っている。体にも環境にも優しいキャンドルを提案していきたい」と園原さん。

 レッスンは予約制で、1~2時間で完成する「1dayレッスン」(3,800円~)を用意。5種類のキャンドルから好きなものを作ることができる。

 園原さんは東京の短大で被服やカラーを学んだ後、Uターンし、市内のアパレル店に勤務。その後、結婚し、3人の子どもを出産した。パートの仕事をしながら家事・育児をこなす中、突然体調を崩し、休養することに。そんな時、市内のキャンドルショップ「te ao te po (テアオテポ)」に足を運び、キャンドルに出合った。レッスンにも参加し、1年ほど前から「コトブキロケッツ」としてオンラインで販売を開始。働き方も模索し、自分のペースでできる自宅で店舗兼工房を構えることにした。設計やデザインは、以前から客として利用していた諏訪の「リビルディングセンタージャパン」に依頼し、9月から準備を進めてきた。

 店舗の一角では現在、「冬のちいさな贈り物展」を開催。市内で籐(とう)小物を手がける「tou +(トウプラス)」とコラボし、キャンドルと一緒に作品をディスプレーする。「今後は、本なども置き、大人も子どももくつろげる空間を目指したい。花や音楽のように暮らしの中になじむキャンドルを提案していければ」とも。

 営業時間は10時~15時(土曜・日曜は16時まで)。月曜・火曜定休。レッスンはインスタグラムのDMとメールで受け付ける。

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