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松本・中町で大塚陽二さん陶展「The 鉢」 黒い器、多彩な使い方で

「進化の過程のような、皿?鉢?という振れ幅を楽しんでもらえれば」と大塚さん

「進化の過程のような、皿?鉢?という振れ幅を楽しんでもらえれば」と大塚さん

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 陶芸家・大塚陽二さんの個展「The 鉢」が現在、松本・中町通りのナカツカビル3階の「器と工芸 なかつか」(松本市中央2、TEL 0263-32-4168)で開催されている。

大小さまざまなサイズの器

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 黒釉(こくゆう)を使った、大小さまざまなサイズの鉢、約40点を展示する。店主の錦織康子さんは「大塚さんの黒色は光沢とマットが絶妙なバランス。レザーのような雰囲気もある」と話す。同じサイズでも、形が少しずつ異なり、全て一点物。「同じものをそろえるのではなく、違うものを使う楽しみも感じてもらえれば」とも。

 大塚さんは熊本市在住。スウェーデン語で「普通でちょうどいい」を意味する「Enkel(エンケル)」という屋号で、「生活に寄り添い日々を豊かに思う器」を制作している。同店で扱う木の皿やカッティングボードを手がける「BELKA(ベルカ)」(内田)の大深靖之さんから紹介されたことがきっかけで、今年5月に「花器と片口展」を開いた。

 前回、ぐい飲みとして出品した器は、「大ぶりのサイズで、酒器以外にも小鉢のように使えるのでは」と大塚さんと相談し、「ぐい小鉢」と名を改めたという。「用途を限定せず、いろいろな使い方を試してほしい」と錦織さん。SNSでは、煮物やサラダを盛ったり、抹茶を入れたりした写真を投稿して、多彩な使い方を提案している。「黒色の器は、何でも映えるし、普段の料理がプロっぽく見える。小さなものから取り入れてみては」と呼びかける。

 作品は全て販売する。小鉢=2,000円~。営業時間は10時~17時。水曜・木曜定休(11月23日は営業)。12月5日まで。

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