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松本・中町に鉄板ステーキ店「燕十」 信頼する生産者が手掛けた和牛をコースで

厨房(ちゅうぼう)は動きやすいように改装。「心機一転、お客さまを楽しませる料理を追求したい」とも

厨房(ちゅうぼう)は動きやすいように改装。「心機一転、お客さまを楽しませる料理を追求したい」とも

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 季節料理と鉄板ステーキを提供する「燕十(えんじゅ)」(松本市中央2、TEL 080-4122-9810)が12月1日、松本・中町通り近くにオープンした。

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 席数はカウンター6席と個室4席。店内はダークブラウンを基調に仕上げた。カウンター席では目の前で調理する様子を見ることができる。

 予約制で、初回はコース(1万8,000円)を提供。メインの鉄板ステーキは兵庫県産但馬牛または但馬牛系統の和牛を使う。オーナーシェフの伊藤誠さんは「銘柄ではなく、信頼できる生産者を選んでいる」と話す。全国各地から取り寄せるという野菜や海鮮も使用。現在は、カニやトラフグなど旬の食材を用いる。アルコールは、「こちらから薦めるというよりは、好きなものを飲んでもらえるように」と、ビール、ワイン、リキュールなどを一通りそろえる。

 伊藤さんは諏訪市出身。東京・西麻布の鉄板焼き店に勤めるなどで経験を積んだ。「子どもの頃から人を楽しませるのが好きだった。大人になって、その方法が『料理』になった」と振り返る。約2年半シェフとして腕を振るった「牛ノ城」の店主になって業態も変更。店名にはあえて「牛」を入れず、縁起がよいとされる「燕(つばめ)」の文字を使った。「すんなりと読めないけど、どこか心に引っかかるようなものにしたかった」と話す。

 限られた席数では客が店の雰囲気を左右しかねないため、予約制にしているという。2回目以降は、予算に応じた料理にも対応する。「この辺りは、高級志向の層が気軽に足を運べる店があまりないと感じていた。おいしいものを堪能したいときに、まず思い出してもらえるような店でありたい」と意気込む。

 営業時間は、12時~14時、18時~22時。月曜定休。

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