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松本で造形作家×ガラス作家「情景図鑑」 物語性感じる作品80点

3人の作品が並ぶギャラリー内

3人の作品が並ぶギャラリー内

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 松本・中央の伊藤石材店(松本市中央3、TEL 0263-32-5265)2階「ギャラリー自遊石」で現在、企画展「情景図鑑2017」が開催されている。「工芸の五月2017」の一環。

カラフルなグラデーションの姉歯さんの作品

 宮城県大崎市在住の造形作家・姉歯公也さんと、松本・庄内に工房「RITOGLASS(リトグラス)」を構えるガラス作家の永木卓さん・田中恭子さんの作品、約80点を展示する。

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 姉歯さんはパネルやモビール、箱に入ったオブジェなどを制作。壁にはカラフルなグラデーションで描かれたパネルが並び、不思議な浮遊感のあるモビールやオブジェが宙に浮かぶ。作品にはそれぞれ、タイトルや詩が添えられている。「どこか知らない国の物語を教えてくれているよう」と同店店主・伊藤博敏さん。

 永木さんはガラスのオブジェを金属線で囲った「fragments」シリーズや、木と照明を組み合わせた「あかり」シリーズなど色味を抑えた作品が中心。伊藤さんは「マケット(模型)のようにも見えて、想像がいろいろと膨らむ」と話す。田中さんは、鮮やかな色使いでマットな質感の作品を出品。アクセサリーとしても使える「Toggle」シリーズやグラスや皿、ボトルなどが並ぶ。

 1887(明治20)年創業の同店。5代目として家業を継いだ伊藤さんは、石の魅力を伝えようと国内外で作品発表を行っている。1年ほど前に店舗を改装し、これまで2階で展示していた自身の作品を1階のギャラリー兼事務所へ。2階でも引き続き企画展などを行っている。「1階だと通りを歩いていても作品が目に留まるようで、気軽に入ってきてくれる人が増えた」と笑顔を見せる。

 「工芸の五月」に合わせて行っている同企画は、毎年2~3人の作家の作品を展示している。「永木さんは、タイトルなどに物語性を感じる作家。姉歯さんが紡ぐ詩と合うのではないかと思った」と、伊藤さんの東京芸術大学時代の同級生で、これまでも数回、同企画で紹介している姉歯さんに声を掛けた。「3人の作品が紡ぎ出す物語を感じに来てもらえれば」と呼び掛ける。

 作品は販売も行う。パネル=1万3,000円~、アクセサリー=4,860円~など。営業時間は9時~17時。入場無料。5月7日まで。

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