松本でアイルランド出身のコンサーティ―ナ奏者がジャパンツアー ワークショップも

「アイリッシュ音楽に親しむ機会になれば」と三村さん

「アイリッシュ音楽に親しむ機会になれば」と三村さん

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 コンサーティーナ奏者のコーマック・ベグリーさんによるジャパンツアーが11月4日、松本・大手の「Bar Aquavitae(アクアビーテ)」(松本市大手1、TEL 0263-35-8418)で行われる。

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 ベグリーさんは、アイルランド南西部ケリー州ディングル半島出身。2014年に一流音楽家に贈られる、ショーン・オリアンダゴールドメダルコンペで優勝している。コンサーティーナは六角形の小さな蛇腹楽器。種類ごとに鍵盤の並び方や蛇腹の扱い方が異なるため、通常は1種類を使う奏者が多いが、ベグリーさんはさまざまなサイズのものを弾きこなす。

 ライブ前日の3日には、市城東公民館(元町3)でワークショップも開催。アイルランド音楽で使われる全楽器を対象に、地元演奏家の逸話や歴史なども含めてレクチャーや演奏、セッションを行う。受講は聴講のみの参加も可能。「アイルランドの音楽家から直接教わる貴重な機会。楽器を弾かない方も、聴講だけでも楽しいと思う」と松本公演を担当する実行委員会の三村昌子さん。

 三村さんが昨年、東京でベグリーさんのライブを見て「ソロ奏者として聴衆を魅了する力を持っている。リズム感や躍動感が本当に素晴らしい」と感動。今年もツアーを行うと聞き、松本での開催を熱望して実現した。開催が決まった後、三村さん自身は急に大阪に移住することになったが、地元のアイリッシュ仲間と共に準備を進めてきた。

 3歳からピアノ、高校生からバイオリンを弾いていたという三村さん。4年ほど前に信州大学のケルト音楽研究会と出会ったことがきっかけで、アイリッシュ音楽の魅力に引き込まれていったという。「例えば、練習のときも楽譜を見るのではなく聞きながら奏でていく。クラシックとは違う楽しさを感じた」と三村さん。「町中にある音楽で、日常にすっと入ってくる。もし松本にもアイリッシュ音楽があふれれば、町の風景が変わるはず。興味を持った方は足を運んでほしい」と呼び掛ける。

 ライブは、開場=18時30分、開演=19時30分。チケットは予約=2,500円、当日=3,000円(いずれもワンドリンクオーダーが必要)。ワークショップは、開場=18時、開始=18時30分。受講=3,500円、聴講=2,000円。予約・問い合わせはメールで受け付ける。

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