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松本・中町にそばと郷土料理「彩華」-築400年の土蔵で信州の食材と文化楽しんで

築400年の土蔵を利用した店舗外観

築400年の土蔵を利用した店舗外観

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 松本・中町の女鳥羽川沿いに10月20日、そばと郷土料理を提供する居酒屋「彩華(さいか)」(松本市中央2、TEL 0263-39-8858)がオープンした。

木曽漆器の漆グラス

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 場所は「かりんとう屋敷 蔵久」跡。敷地は約50坪。築400年の歴史ある2つの土蔵に、東棟1階はカウンター、2階は座敷、西棟2階はテーブル席、合わせて47席を用意する。市内の居酒屋「信州酒場 雷電」(中央1)などを展開する「酒楽」(同)が5店舗目として開店。「蔵で食す信州の食文化」をコンセプトに、地元食材に徹底的にこだわった郷土料理やそば、地酒などを提供する。

 地元で育てた馬を一頭買いして提供する馬肉メニューは、希少部位を味わえる「極上馬刺し五品盛り合わせ」(2,000円)や、「馬肉時雨煮のコロッケ」(650円)など。新鮮な地元食材や伝統野菜を使った郷土料理は現代風にアレンジし、「自家製なめたけと辛味大根の小鉢」(400円)や「川魚の和風カルパッチョ」(780円)などを用意する。

 ドリンクはビール、日本酒、ワイン、焼酎、カクテル各種のほか、美山錦米を使った「志賀高原ビール MIYAMA」(900円)、「みやさか 山廃純米吟醸」(1,000円)、「長野シャルドネ」(5,200円)などの地酒も豊富に展開する。木曽漆器の漆グラスで提供するものも。「メニューには載せていない秘蔵の酒もあるので、気軽に声をかけてほしい」と統括マネジャーの大原一仁さん。

 昼は日替わりの郷土料理、安曇野産玄米ご飯、水菓子を3段の「木曽めんぱ」につめ込んだ「城下町里山 田舎飯」(2,000円~)や、「山形村長芋 とろろそば」(1,000円)、「山と里の恵み 肉団子濃厚つけそば」(1,800円)などを提供。そばは安曇野の契約農家の地粉を使い、製粉から全行程を自社で行っている。

 「信州には素晴らしい食材や、工芸品、文化がある。地元の人にも観光客にも知ってほしい」と大原さん。「雰囲気のある蔵で、食事やお酒を堪能してもらえれば」とも。

 営業時間は11時30分~14時30分、17時30分~23時30分。

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