出版社「アノニマ・スタジオ」が巡回展-料理や暮らしの本を一堂に

アノニマ・スタジオの書籍が一堂に。「恋する灯台」も。

アノニマ・スタジオの書籍が一堂に。「恋する灯台」も。

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 中町の「松本はかり資料館」(松本市中央3、TEL 0263-36-1191)で5月22日より、出版社アノニマ・スタジオ(東京都台東区)の企画展「アノニマスタジオ+in-kyo」が開催されている。松本市を中心に開催している月間イベント「工芸の五月」の企画の一環。

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 同社で出版している料理や暮らしの本を中心に展示・販売。高山なおみさんや内田真美さんの本など、会場には約60種の書籍が並ぶ。同社の企画展や巡回展などに登場するオブジェ「恋する灯台」も展示。昨年、アーティストの前川秀樹さんが同社の本のコンセプトを受けて制作したもので、やわらかな光がともっている。

 今回は、同社内・ギャラリーの一角にある生活道具を中心に扱う「in-kyo」も併せて出店。普段使いの器や雑貨などを展示販売する。商品が並ぶはかり資料館内の畳敷きの1室は、床の間や縁側など昔ながらの日本家屋の雰囲気で、同店の雑貨と調和している。同店の中川ちえさんは「商品はごく一部だが、実際の店の空気を感じてもらえば」と話す。中川さんはここ数年、クラフトフェアを見にきているといい、「ちょうどいいタイミングで…今回もクラフトフェアはぜひのぞきに行きたい」とも。

 22日・23日は「出張コーヒー」として各日50杯のコーヒーを用意。中川さんがハンドドリップでコーヒーをサービスする。22日は「今日は暑いのであっさりめに」(中川さん)とペーパードリップで丁寧にコーヒーをいれ、来場者に手渡しながら会話が弾む場面も。

 「普段、一般の書店で60種以上の本が一堂にそろうということはなかなかないので」とスタッフの三谷葵さん。「レシピ本、雑貨の本などが好きな人にはきっと楽しんでもらえると思う」と話す。

 営業時間は9時~17時。入場無料。5月25日まで。「出張コーヒー」は23日も11時から行う。50杯でなくなり次第終了。

「出張コーヒー」でコーヒーをいれる中川ちえさん(関連画像)アノニマ・スタジオ工芸の五月クラフトフェアまつもと2008特集【後編】手にすることで生まれる「思い」を語れる場所(松本経済新聞)

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