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松本・Mウイングで「カンタ!ティモール」上映会&トークライブ-信大生が企画

「カンタ!ティモール」チラシ

「カンタ!ティモール」チラシ

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 東南アジア、東ティモールを舞台に大地とのきずなを描いたドキュメンタリー映画「カンタ!ティモール」が12月14日、松本市中央公民館・Mウイング(松本市中央1)で上映される。

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 同作品は、日本ではほとんど報道されなかった東ティモール問題を取り上げた国内初の映画。1999年までの24年間で人口の3分の1を失うという殺りくを、消えない悲しみを抱きながら許すという選択をした人々の姿を音楽と共に描く。

 主催は「Canta! Sun Song(さんそん)」。「サンソンは私のあだ名(笑)」と代表を務める信州大学理学部4年の三村昌子さん。東ティモールでは祖国を「ロロサエ・ティモール(=日が昇る場所ティモール)」と呼ぶのにかけて、つづりを「sun song」とした。

 三村さんが今年4月、東京で同作品を見たことが上映会のきっかけに。「これは東ティモールで起きていることだが、自分の内側でも起こっていることだ」と感じたという。その際、広田奈津子監督に「5月には上田で上映会とライブをする」と誘われ、2度目の観賞。「2回目なのに、グッときて涙が出て…あまりにも感動したので、お礼にバイオリンを弾かせてほしいとお願いした」。その後、9月に茅野で上映会があることを知り、友人に勧めたが、「『その日は行けない。松本であったら見たいけど…』と言われ、ちょっとやる気になった」と三村さん。茅野にも足を運び、見終わった瞬間、「この映画をいろいろな人に見てもらいたい、伝えたい」とあらためて思い、上映会の開催を決めた。

 上映後には、広田監督のトークや、助監督・音楽監修を務めた小向サダムさんやアフリカンダンスグループ「サブニュマ」によるライブも行う。「見て終わりではなく、直接監督に質問したり、感想を話したりできる場を設けた」と三村さん。「東ティモールの人たちの言葉一つ一つが胸を打つ。何度見ても、どんな人が見ても、心に響くはずなので、ぜひ」とも。

 昼の部=上映13時~、広田監督トーク&小向さんライブ15時~。夜の部=上映18時30分~、小向さん・サブニュマライブ20時30分~。チケットは前売り1,000円、当日1,200円、中高生500円。当日はロビーで、広田監督の兄・直井保彦さんの東ティモール写真展も開催する。

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