松本のギャラリーで「ガラス6人展」-日が差し込むスペースで涼しげに

日が差し込むギャラリーに涼しげなガラス作品が並ぶ

日が差し込むギャラリーに涼しげなガラス作品が並ぶ

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 松本のギャラリー「ギャルリ灰月(かいげつ)」(松本市中央2、TEL 0263-38-0022)で現在、作家6人による企画展「ガラス6人展」が開催されている。

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 同展では、花器やグラス、器などさまざまなガラス作品約100点を展示する。出展は荒川尚也さん、小口綾さん、小口宗之さん、中野幹子さん、三浦世津子さん、李慶子さんの6人。

 同ギャラリーは通常、入り口付近で常設展示を行い、奥のスペースで企画展を行うスタイルだが、今回は常設スペースと企画展スペースを入れ替えて展示する。「ガラスなので、たくさん日が差し込む常設スペースに置いた方がいいと思った」と同店オーナーの滝澤充恵さん。

 荒川さんの作品は気泡が特徴。底から水面へ気泡が立ち上っているようなデザインで、一つひとつ気泡の大きさや流れが異なる。小さな気泡がスパイラル状にデザインされた大きめのグラスや、たくさんの気泡が詰まった花器など。「荒川さんは何十年と気泡を使った作品を作ってきた人。小さいものより大きい花器などが特に人気」(滝沢さん)。

 中野さんはさまざまな植物を絵付けした作品をメーンに出品。小さい作品ほど絵は細かく鮮やか。グラス全体に絵付けを施したもののほか、サンドブラスト加工した作品や細い線で描かれたシンプルなものも並ぶ。初めて取り扱うという李さんの作品は、氷が少し溶けたような自然な凹凸と丸みがある。「クリスタルを混ぜているので通常のガラスよりキラキラ光る。とてもクリアな雰囲気が出る」。

 「『ガラス』という一見バリエーションがないようなものでも、加工によって違った表情になる」と滝澤さん。「これから冷たいものを食べる機会が増える季節になる。同じカップでもいろいろな使い方ができるので、いろいろ想像したり挑戦してもらえたりすれば」とも。

 作品はすべて販売する。価格は、グラス=2,940円~、花器=1,995円~、器=3,360円~など。営業時間は11時~18時。入場無料。会期中の休業は火曜・水曜と5月6日。5月9日まで。

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