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松本・村井にカフェ「モカ」 夫婦で開業、アルコール&夜はおつまみも

出会いも、美隆さんの母親が店長を務める喫茶店だったという2人。仲良く店を切り盛りする

出会いも、美隆さんの母親が店長を務める喫茶店だったという2人。仲良く店を切り盛りする

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 松本・村井に10月3日、カフェ「Mocha(モカ)」(松本市村井町南3、TEL 0263-86-7622)がオープンした。

サイホンで入れるコーヒー

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 店舗面積は約13坪。席数は31席。テーブル、カウンターのほかに広々とした小上がりも用意する。「ファミリーにも好評で、子ども用椅子も追加でそろえた」と店主の藤井美隆さん。妻の幸さんと2人で店を切り盛りする。

 コーヒーは、軽井沢の「丸山珈琲(コーヒー)」が独自ローストした豆を使用。ホットコーヒー(450円)はサイホンを使って入れる。「香りが立ちスッキリ仕上がる」と美隆さん。紅茶にもこだわり、定番のほか、爽やかな風味の「マスカット」や甘く濃密な香りの「アルフォンソマンゴー」などフレーバーティーも充実させる。「コーヒーが苦手な人にも喜んでもらえるように専門店のものを仕入れた」と幸さん。アルコールもビール、ウイスキー、ワイン、焼酎、カクテルなどをそろえる。

 フードは、ジューシーに焼き上げた「アボカドとチーズのハンバーグ」(ライス付き)や竹炭をソースに練り込んだ「竹炭の焼きカレードリア」(以上1,000円、サラダ・ドリンク付き)など。「クリームブリュレ」(250円)や「アップルパイ」(300円)などのデザート類や、17時からは「ポテトサラダ」(250円)、「アジフライ」(380円)、「トマトとモッツァレラのカプレーゼ」(420円)などのおつまみも提供する。

 美隆さんが飲食業に興味を持ったのは、父親が以前、御代田町でカフェを経営していた影響が大きいという。ロボット工学を学んで設計職に就いたが、辞めてからは飲食関連の仕事に従事。9年ほど前から松本市内で、チェーン店や食品卸売問屋に勤務した。

 開業に踏み切れなかった美隆さんの背中を押したのは幸さん。今年7月、「相談してみたほうが話は早い」と一人で銀行に出向いた。「勝手に次のアポも取ってきちゃった。でも、おかげでその後は空き物件も紹介してもらい、スムーズに話が進んだ」と美隆さんは笑う。美隆さんが勤務していた定食チェーン店に、たまたま幸さんがパートで入ることになり、2人一緒に働いたことも決め手になったという。「どうせ一緒に働くなら、自分たちの店の方が好きなことができるので」と幸さん。

 「理想は父のやっていた喫茶店」と美隆さん。「ふらっときて、好きなものを食べて飲んで、ゆっくりくつろいでもらえれば」と笑顔を見せる。

 営業時間は11時~22時。日曜定休。

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