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松本の菓子ギャラリーで「布のある暮らし展」-天然素材を使った服や小物100点

さまざまなアイテムが並ぶ

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 松本・梓川の菓子店兼ギャラリー「たたい菓子ギャラリー」(松本市梓川倭、TEL 0263-78-2158)で現在、作品展「布のある暮らし展 5」が開催されている。

後ろのリボンがポイントのエプロンドレス

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 松本や安曇野を拠点に活動する女性4人グループ「ヒナタ舎」が企画する同展。メンバーは清水百合子さん、森綾子さん、山口良子さん、同ギャラリーの田多井美智子さん。自分たちで布を染色して仕立てた服や小物など約100点を展示。エプロンをメーンに、ワンピース、スカート、パンツ、ストール、子ども服、スタイ、コースターなど幅広く並べる。

 作品はすべて国産の天然素材を使い、子どもから大人まで心地よく身につけられる服や小物を制作。布の染色は土から取れるベンガラに熱を加え、赤、黄、青などの色を作り出した顔料を用いて木綿のガーゼや厚手布などに染める。「自分の子どものマスクにステンシルで模様を描いていたとき、使用していた染料の毒性に驚き、安心できる素材を探していたことがきっかけとなった」と森さん。このほか、色合いと丈夫さに一目ぼれしたという「あづみの木綿」を用いた作品も。

 新作のエプロンは首もとのギャザーがかわらしい雰囲気のものや、普段使いもできるドレスタイプのものなどを展示。「家事にもお出掛けにも着たくなるような、かわいくておしゃれなエプロンを目指した」。ワンピースやパンツなどの服は、風合い良く染められた淡いピンク色や深みのある紺色など、優しい雰囲気でシンプルなデザイン。柔らかく肌なじみの良さが特徴的な子ども服は、ガーゼ生地を重ねて仕立てた。

 同グループは2011年に、同年代の子どもを持っていたことや好きなものが一緒だったことをきっかけに結成。「天然素材を使った、自分が着たい服を作る」をコンセプトに活動を始めた。このほか、染色のワークショップも不定期で行っている。

 「エプロンはいろいろな形や色、リネンや木綿などの素材で数多く用意した」と森さん。「好きな布を選んでもらい、展示している作品と同じデザインで仕立てることもできるので、来店時には気軽に声をかけてほしい」とも。

 作品はすべて販売する。価格は、エプロン=4,000円~、ワンピース=8,000円~、スカート=5,000円~など。営業時間は10時~18時。9月10日まで。会期中は4人のいずれかが在廊する予定。

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