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松本のギャラリーカフェで八重原の作家が二人展-陶作品中心に

松本さんの作品「ことり陶」と「Byobu」

松本さんの作品「ことり陶」と「Byobu」

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 松本のギャラリーカフェ「Gargas(ガルガ)」(松本市深志3、TEL 0263-39-5556)で現在、角(すみ)りわ子さんと松本冬美さんの二人展「clay works from 八重原」が開催されている。

角さんの作品。シンプルな器と彩文陶片

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 角さんは1993年、松本さんは1996年から東御市八重原で制作活動に取り組んでいる。同ギャラリーでの二人展は2011年に続き2回目。陶作品を中心に合わせて約80点を展示する。

 角さんは、四角形や三角形、円などを組み合わせた彩文を施した陶板、器などを出品。くびれのある花器や、三つ足のついた香炉など、形にも特徴がある。白色釉や黒色釉など落ち着いた色合いの器はシンプルな形。作品には八重原の土を陶土として使い、器は料理が映えるもの、普段使いやすいように軽いものを作るように心掛けているという。

 松本さんは、鳥のモチーフが付いた「陶印」を用意。好きな1文字をオーダーでき、1カ月ほどで仕上がる。一点ずつ表情が異なる鳥が愛らしい「ことり陶」や、家をモチーフにしたオブジェも。陶作品以外に、表裏で使える紙製のびょうぶ「Byobu」も展示する。「松本さんは本当に多彩。陶芸家と一言で呼べないくらい、さまざまな作品を作っている」と同店の熊谷幸枝さん。

 「こちらから何かお願いしたわけではないが、今の季節やギャラリーの雰囲気に合わせて作っていただいたのだと思う」と熊谷さん。「陶器がメーンだが、全体的にどこか涼しげな、夏らしい空間になった。暑い日が続くが足を運んでもらえれば」とも。

 作品は全て販売する。価格は、陶印=5,250円、「Byobu」=2万1,000円~、彩文陶片=2,500円~、小皿=2,000円~、浅鉢=2,500円~など。営業時間は11時~20時。火曜と第1・第3月曜定休。入場無料。8月25日まで。

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