浅間温泉のギャラリーで小路口力恵さん個展-「削り」にこだわるガラス作品

ギャラリー内は、薄く白い布が下げられ、夏らしい雰囲気。手前は華のようにも見える「ふくら」。

ギャラリー内は、薄く白い布が下げられ、夏らしい雰囲気。手前は華のようにも見える「ふくら」。

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 浅間温泉の「手仕事扱い処GALLERYゆこもり」(松本市浅間温泉3、TEL 0263-46-2066)で現在、ガラス作家・小路口力恵(しょうじぐちりきえ)さんの個展「・・ここち・・」が開催されている。

小路口さんの代表作の一つ、クラゲのようにも見える「あわい」。

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 会場にはグラス、皿などの器やペンダントトップなどのアクセサリー約150点が並ぶ。作品には作り方や仕上げ方によってシリーズの名前が付けられており、「ふくら」のシリーズは曲線のふちと削りが特徴。重なった器は花のようにも見える。「本人は『花』を意識しているわけではなく、(横から見たときの)曲線の重なりの見え方にこだわりがあるよう」と同ギャラリーの瀧沢一以さん。

 奥の一間は締め切って、「あわい」と名付けられた照明を展示。12枚の板ガラスを放射状に重ね、中心に通した白いLEDが発光、名前の通り淡い光がともる。2007年、浅間温泉の歩道脇に石どうろうを設置した際に、ガラス部分を小路口さんが製作。それがきっかけで作品に板ガラスを用いるようになったという。板ガラス自身が反射した光は若干青みがかり、削られたふちには光が反射し、キラキラと優しく輝く。

 小路口さんは生まれも育ちも富山県富山市。2005年に「小路口屋 硝子工房」(富山市)を開設し創作活動を行っている。同ギャラリーでは2005年に二人展、2007年に個展を開催、今回が3回目となる。「この曲線は、立山連峰を見ながら育ったから生み出せるのかなと思うが、小路口さんに聞くと『特に意識してない』と(笑)。でも生まれ育った『富山』という地域というか、空気のようなものがきっと作品の中にも表れているのだと思う」と瀧沢さん。「『あわい』も、ホタルイカっぽいというか…(笑)。自発光しているような雰囲気があるので、展示方法もちょっと深海風を意識してみた」とも。

 作品はすべて販売も行う。器=2,940円~、照明「あわい」=42,000円~。営業時間は土曜・日曜・祝日の10時~18時。平日に来店希望の場合は事前の連絡が必要。7月26日まで。

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