松本の時計博物館にパスタ店-梓川出身のシェフ、伊から帰国後開く

「ずっと使えて便利」という存在感のある数字のカレンダーもイタリア製。

「ずっと使えて便利」という存在感のある数字のカレンダーもイタリア製。

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 松本市時計博物館1階に5月20日、「パスタ河越」(松本市中央1、TEL 0263-33-2190)がオープンした。

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 店舗面積は22坪、客席は18席。使用するパスタはイタリア産の「マルテッリ」。最高品質のデュラムセモリナ粉を原料に、水のみを加えて作っているパスタは、表面がざらつき、ソースと絡みやすいという。

 メニューは「ポモドーロ・バジリコ」(800円)、「アマトリチャーナ」(900円)など定番のトマトソースを使ったものや、「タラコと青しそのパスタ」(1,300円)など、パスタを生かすシンプルなソースのものを中心に提供。平日のランチタイムには日替わりパスタのランチセット(サラダ・パン付、800円)も提供。ワインもイタリア産のものをメーンに、厳選したものをそろえる。

 シェフの河越昭彦さんは梓川の出身。松本調理師製菓師専門学校を卒業後、イタリアへ渡り、4年間、イタリア料理店に勤務。いったん帰国し東京で就職したものの、27歳のときに再びイタリアへ戻り、その後ラトビアへ。ラトビアでも3年間、イタリア料理店で働いた。昨年の暮れに帰国したとき、偶然現店舗を紹介され「タイミングが合ったし、そろそろ自分の店を持とう」と決意。今年2月に帰国して準備を始めた。

 「最初は、とにかく外に出たくて。梓川から、松本、東京、そして海外…と。フランスにも行ったけど、なぜかイタリアがしっくりきた。イタリアにいたときに、いろいろよくしてもらったからかな」と河越さん。出店のときには「イタリア料理」というのも考えたという。「でも、ちょっと敷居が高くなるかなと…。『パスタ』の方が入りやすいかと思って」(河越さん)。

 オープンして1カ月。レジ横にあるオリーブオイルや手作りのビスコッティなども評判が良く、河越さん自身「うれしい誤算」だという。「商店街の人や、地元の人に来てもらえるのがうれしい。カフェの利用もできるので、気軽に来てもらえれば」(同)。

 営業時間は11時30分~21時。月曜定休。

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