松本パルコにデジタルサイネージ-地域活性化目指し地元会社が配信開始

上りエスカレーター脇の「PARCO VISION」。同社スタッフ4人と、松本パルコの重藤さん。

上りエスカレーター脇の「PARCO VISION」。同社スタッフ4人と、松本パルコの重藤さん。

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 松本パルコ(松本市中央1)で6月1日、デジタルサイネージ(電子看板)広告配信サービス「PARCO VISION」がスタートした。

 同サービスは、地元の映像配信会社「ピーメディアジャパン」(松本市蟻ヶ崎、TEL 0263-87-0518)が運営する。館内1階の5カ所に液晶ディスプレーを設置、上りエスカレーター脇の最も大きいものは90インチ(42インチ×4面)で、館内の店舗案内や市内や県内の施設・イベントの情報のほか、占い、天気予報などのコンテンツなどを配信する。

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 同社社長のチャド・スチュワートさんはカナダ人。2007年に3人で同社を立ち上げた。「デジタルサイネージは東京などではかなり普及しているが、地方ではなかなか活用できていない」と感じていたという。「でも、手軽に最新の情報を配信できるので、地域活性化に一役買えると思った」とスチュワート社長。

 月間約20万人という同館の集客数や客層に着目。「『情報発信基地』として、パルコは最も魅力的な場所」とスチュワート社長。同館の「多様なカルチャーを発信することで地域の活性化を促したい」という思いとも一致し、1年半ほど前から準備を進めてきた。「ランドマーク的存在として情報発信に力を入れたいと思っていたところに、タイミングよく提案があった」と松本パルコの重藤瑠衣さん。

 メーンターゲットは10代後半から30代前半の女性客。「お得な情報や面白いコンテンツが目を引き、立ち止まって見入っている人もよく見かける」(重藤さん)と、反応は上々だという。

 「今、デジタルサイネージは『インターネットが出始めたころ』に似ていると言われる」と同社営業担当のキム・イルスさん。「地方では、まだまだデバイスが先行している状態で、どういったかたちで使っていくかがポイントになってくる。ノウハウを蓄積していきたい」と話す。設置前はなかなかイメージをしてもらえない面もあり、営業活動にも苦労をしたというが、設置されてからは反応が良くなってきているという。

 「若者のメディアだから、まず若者に見て、知ってもらって、いずれは発信していけるようなかたちも考えている」とキムさん。来月にはおサイフケータイ「FeliCa(フェリカ)」を連動させた情報配信なども予定している。

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