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シニアサッカークラブ「信州惑々」がO-70全国大会へ 決勝ラウンド進出目指す

12日朝、松本IC近くからバスで出発する前の様子

12日朝、松本IC近くからバスで出発する前の様子

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 シニアサッカークラブの「信州惑々(わくわく)サッカークラブ」が70歳以上の選手を対象にした「JFA第17回全日本O-70サッカー大会」に向けて出発した。

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 全国大会は5月12日~14日、宮崎県で開催。12チームが出場し、1次ラウンドはグループA~Cのリーグ戦。各グループ1位と、2位のうち最も良い成績の1チームが、決勝ラウンドに進み、準決勝、決勝を行う。同クラブは昨年10月、福井県で行われた北信越大会で2戦2勝して優勝し、全国大会出場を決めた。

 同クラブはJ3・松本山雅の前身である「山雅クラブ」のOBや企業チーム出身者、元国体選手など、60人以上が所属する。県サッカー協会前会長でFWの松田正己さんは「30代後半になってもサッカーを楽しめればと思って1975(昭和50)年ごろ、シニアクラブを立ち上げた」と話す。県内各地の60~80代が中心で、中には90歳近くの人もおり、「長い人とは50年以上の付き合い」とも。

 普段は松本市のあがた運動公園で、月に2回程度練習を行っている。監督でDFの白澤省吾さんは「一度、サッカーのスキルを身に付けるとやめられない。若い頃のイメージに近いプレーができると楽しい」と笑顔を見せる。以前は静岡・山梨・長野の3県交流で、月1回ほど親善試合をしていたといい、DFの石田義雄さんは「コロナ禍で減っていたが、そろそろまた以前のように行き来ができれば」と話す。

 愛媛県で行われた昨年の全国大会は、1次ラウンド1勝1敗1引き分けで、決勝ラウンドには進めなかった。白澤さんは「これまでで最も良かった順位は3位。今年は決勝ラウンドに進みたい」と意気込む。

 一行はバスで神戸港へ向かい、フェリーで12日早朝、宮崎入りする。12日は開催地代表の「宮崎選抜O-70」と、13日は関東地域第1代表の「SFL墨東70」、北海道代表の「苫小牧シニア70サッカークラブ」と対戦する。

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