重要文化財馬場家住宅で「押絵雛展」-邸宅内に約70点を展示

本棟造の主屋に「押絵雛」がもともとあったかのようにしっくりなじむ。

本棟造の主屋に「押絵雛」がもともとあったかのようにしっくりなじむ。

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 重要文化財馬場家住宅(松本市内田、TEL 0263-85-5070)で現在、「押絵雛(おしえびな)展」が開催されている。

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 押絵雛は、押絵羽子板のように型に切った厚紙に綿を入れて布で挟み、厚みを持たせて立体感を出して作られたひな人形。羽子板に用いられていた押絵の技法が江戸時代後期に松本に伝えられ、明治時代の中ごろにピークを迎えたと言われている。

 同展は、同館の開館(1997年)以来、「松本を代表する工芸品として紹介しよう」と毎年行われているもの。本棟造(ほんむねづくり)の主屋内の4つの間を使い、市博物館やベラミ人形店(中央)に通常保管されている押絵雛約70点を展示している。幅30~50センチほどのものが多いが、中にはひな人形サイズでひな壇に飾られた7段・15そろいのものも。

 開館時間は9時~17時(入館は16時30分まで)。入場料は、高校生以上=300円、中学生以下=無料。月曜休館。4月12日まで。4月3日には、「月遅れのひなまつり」として甘酒サービスも予定。

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