松本駅前に和食とセイロの店-テーブルで蒸して素材を生かす

中央のせいろで蒸して食べるスタイル

中央のせいろで蒸して食べるスタイル

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 松本市内を中心に飲食店経営を手がける王滝グループ(松本市笹賀)は10月19日、松本駅前に「和食とセイロの店 手仕事ひさご家」(中央1、TEL 0263-35-2115)をオープンした。

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 店舗面積は約26坪。カウンター席=6席、テーブル席=26席の店内はゆっくりと落ち着いた和の雰囲気。テーブルの中央には電磁調理器が埋め込まれており、その上に水を張ったボウル、さらにその上にせいろが置かれる。野菜や肉などのセットを乗せると、水が沸騰した状態からは5分程度で蒸し上がり、ポン酢、ごまだれ、コチュジャンの3種のタレや、九州から取り寄せた赤、青の2種類の柚子こしょうなどで食べる。

 メニューは、「飯山産豚ロースのセイロ蒸し」(2,500円、2人前)や「信州産牛肩ロースのセイロ蒸し」(4,800円、2人前)などせいろで蒸すもののほかに、「築地直送お造り盛り合わせ」(1,800円~)など、季節に合わせた旬のものを提供する。アルコールは日本酒、焼酎など和食に合うものが中心。女性客を意識し、日本酒をベースにしたいちごやぶどうの酒や、梅酒も3種類取りそろえる。

 店長の松澤純さんは、これまでにも「夜噺」(中央1)や「七夜月」(芳川村井町)の店舗立ち上げなどに関わってきた。今回は社長の希望だった「蒸し物の店」を実現するため、せいろの調達なども含め、テーブルで蒸して食べるというスタイルをどのように取り入れるか苦心したという。「居酒屋と料理屋の中間くらいの店なので、気軽に来てもらいたい。なかなか自宅では味わえない、素材を生かした新たな食べ方を楽しんでもらえれば」と松澤さんは話す。

 営業時間は17時~24時(フードラストオーダー23時まで)。日曜・第3月曜定休。

王滝グループ

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