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松本のパン店でイラストレーターがスケッチ展 大阪のパン店の風景描く

スケッチ作品のほか、ポストカードも全26種類が並ぶ

スケッチ作品のほか、ポストカードも全26種類が並ぶ

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 松本市城東のパン店「fiddle(フィドル)」(松本市北深志1、TEL 0263-88-2037)で現在、「絵描きKURIが描いた パン屋の風景展 in fiddle」が開催されている。

ワークショップで作るアイシングクッキー

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 松本市在住のイラストレーター・栗谷さと子さんが大阪・石切のパン店「Bakery geru(ゲル)」の風景を描いた12点を展示する。店の人が働く姿や客とのやりとり、焼きたてのパン、店内で行われたライブの様子などをポストカードサイズにスケッチし、水彩絵の具で着色。スケッチブックの作品は、店舗外観と隣の生花店も一緒に描き、街の風景を表現している。

 ゲストハウス「カンデラゲストハウス」(北深志1)のスタッフとして働く栗谷さん。スリランカ旅行のスケッチを見た常連客が大阪での個展を提案、今年1月、「ゲル」でスリランカ旅行のスケッチ展を行った。その際、1週間ほど滞在して「旅の記録、店の紹介となるように」とスケッチ。「たった1週間だが、ずっと前から知っているような感じがする店だった」と振り返る。

 栗谷さんが本格的に絵を描き始めたのは5年ほど前。最初はスタンプ帳から始まったという。「各地を旅していると、その土地の特徴が出ているスタンプが面白くて。そこに日付、写真では撮れなかったものをイラストで加えるようになって、徐々にスケッチになっていった」。同ゲストハウスを運営しながら、冬の期間に旅をした様子をスケッチして展示したり、松本の風景のポストカードを制作したりと絵を描く機会が増えていった。「先日、閉店した店の写真からイラストを起こす依頼があった。絵で表現することが、思い出を残す一つの手段となることに、面白さを感じた」と栗谷さん。「今後も、イラストの仕事を増やしていければ」と話す。

 フェイスブックに作品をアップしたことが、同展開催のきっかけとなった。「もともとイラストを描くなどコラボしていることもあり、パン店というつながりもあったので」と栗谷さん。今月29日には、アイシングクッキーのワークショップを企画。同店が作ったクッキーに、栗谷さんが絵を描いたものを用意し、参加者が色を付ける。「もったいなくて食べられないかもしれないが(笑)、お絵かき感覚で楽しめるのでぜひ」

 営業時間は10時30分~19時。日曜・月曜定休。6月29日まで。アイシングクッキーのワークショップは、16時~18時ごろ。参加費は2,000円(クッキー5枚程度、ドリンク込み)。対象は小学校高学年以上。申し込みは同店まで。

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