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松本の雑貨店でイラスト美術家が個展-頭の中に浮かぶ少女「ビーヤ」描く

22日に行われた展示の様子

22日に行われた展示の様子

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 松本のマスキングテープ店「TAPE and SPICE(テープアンドスパイス)」(松本市深志2)で3月1日、イラスト美術家・綿貫芳子さんによる展示「うそ八百屋分室」が開かれる。

自身で手を加えるなどして作ったこだわりのグッズ

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 綿貫さんが描き続けている少女・ビーヤの絵16点を展示する同展。ふわふわのロングウエーブヘアが特徴的で、泣いたり怒ったりしているものが多い。「人生の転機になる出来事があり、それをきっかけに全く絵が描けなくなってしまったことがあった。そんな時、ビーヤの元になるような子だけは描くことができた。もう絵が描けなくなってしまうかもしれないと思っていたが、『まだ描ける。描くことが好きだ』と再確認させてくれた」と綿貫さん。「虚無的、不安な気持ちになった時に頭の中に出てくる。『私を描け』と言われているような気になり、描いてあげないと、と思う」

 作品はアクリル絵の具で描いたカラーと、ペンで描いたモノクロの2種類。「イメージがカラーで出てきたものはカラーで描いている。ペンや鉛筆の方が、線の走り方が見えて好き。もともと落書きから生まれた子なので、(線で描いたもののほうが)思い入れがある」

 グッズも制作。ピンブローチ(700円)は、綿貫さんがカラーで描くときに作る「色メモ」を組み合わせたものと、ビーヤの2個セット。真ちゅうで縁取りされているため、落ち着き感もある。ポストカードセット(1,000円~)は、自身で留め具を取り付けたこだわりのアイテム。留め具の縁を軽くあぶって古紙の雰囲気を出すなど工夫を凝らす。

 「一生大変でも、まっとうな生き方ができないとしても、続けていけるものは絵しかない。腹をくくってやってみてもいいのかなと思っている」と綿貫さん。「救いがたい不器用さがある私だけど、ようやくやってきたことが実を結ぶようになってきた。感情に任せず、時には感情の赴くままにペンを走らせたい」とも。

 営業時間は12時~20時。問い合わせは同店まで。

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