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松本・あがたの森公園前にパン店-「パンのW杯」代表経験者が独立開業

デニッシュなどヴィエノワズリー系のパンが多く並ぶ店内

デニッシュなどヴィエノワズリー系のパンが多く並ぶ店内

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 松本・あがたの森公園前に4月1日、「Boulangerie Ciel(ブーランジェリー・シエル)」(松本市県1、TEL 0263-31-5502)がオープンした。

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 「パンのW杯」と呼ばれる「クープ・デュ・モンド」2008年のヴィエノワズリー専門部門の日本代表として出場した渡部賢一さんが妻の千さんと独立開業した。店内は、店名の「シエル」(フランス語で「空」の意)を思わせる、白と水色を基調とした明るい雰囲気が特徴。店舗面積は約15坪で、イートインスペース4席も用意する。

 パンは1日40~50種類作り、常時20~25種類ほどを店頭に並べる。「クロワッサン」「クリームパン」(各150円)、「バゲット」(280円)などのほか、「クリームチーズ」(180円)「キャラメルとナッツ」(240円)などデニッシュ類も豊富。「紅茶とりんご」(280円)はビスケット生地の上に紅茶とリンゴ入りの生地をのせて焼き上げたもの。ほかに、注文を受けてから作る「ハンバーガー」「エビカツバーガー」(350円)なども用意する。

 以前は帝国ホテルでパン作りをしていた渡部さん夫婦。「ホテルではお客さんの顔を見る機会があまりなくて…。直接お客さんが見えるところで作ってみたい思いがあった」(賢一さん)。賢一さんの地元である松本に昨年夏に移住し、開業準備を進めてきた。「この場所は公園や美術館が近くにあるので、家族で来てもらえれば」(千さん)。

 オープンして1カ月。「予想以上に多くの人に来ていただいてうれしい」と千さん。「パンは進化し続けるもの。これからがスタートなので、いろいろチャレンジしていきたいし、新作も出していきたい」とも。

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