上映会「夏休みの映画館」が7月20日、まつもと市民芸術館(松本市深志3)小ホールで行われる。
各国のサイレント映画3作品を、活動写真弁士・片岡一郎さんの語りと、上屋安由美さんのピアノ演奏を交えて上映する。主催するNPO法人「コミュニティシネマ松本CINEMAセレクト」の宮崎善文理事長は「子どもにとってはわいわいと楽しめる、大人にとっては映画黎明(れいめい)期の貴重な作品」と話す。
「マッチ売りの少女」(1928年、フランス)は、一方向ミラーを用いたミニチュアセットと俳優の合成など、限られた環境でアイデアを用いて制作されたもので、夢の中の世界など各シーンの演出が見どころ。影絵アニメーションで制作された「シンデレラ」(1922年、ドイツ)は、精巧な職人技と光と影の映像美を見ることができる。「お伽噺(とぎばなし) 日本一 桃太郎」(1928年、日本)は、日本アニメーションの原点とも言える作品。切り絵などを駆使したこま撮り手法で、伝統的な昔話を言葉の壁を越えたスピード感あふれる作品に仕上げている。
「夏休みの映画館」は、全国各地のミニシアター・コミュニティーシネマ関連団体が共同企画し、今年は11会場で展開。若い観客に多様な映画の魅力を伝え、地域と映画館との新たな交流を生み出すことを目指す。宮崎さんは「映画はもちろん、コンサートやワークショップもあるので、足を運んでもらえれば」と呼びかける。
上映は13時30分から。料金は、大学生以下=500円、大学生=1,000円、一般=1,500円、親子券(大人1人、子ども1人)=1,500円。チケットの問い合わせは同NPO(TEL 0263-98-4928)まで。8月22日・23日にも同企画でアニメ作品などの上映を予定する。