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松本で人形と芸能テーマにワークショップ&勉強会 「身体へのまなざし」意識

昨年上田市で開催したイベントの様子

昨年上田市で開催したイベントの様子

 人形と芸能をテーマにしたワークショップ&勉強会「『学ぶ』をひらく 人形と芸能」が7月11日・12日、あがたの森文化会館(松本市県3)で行われる。

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 性差や文化によって形づくられてきた身体へのまなざしについて分析し、対話の場をつくる「アートプロジェクトひとひと」の一環。昨年始まり、専門家や市民と対話を重ねて演劇作品を作り、2027年に上演することを目指す。俳優や舞台美術など演劇に関係している人をはじめ、福祉、生物学、文化人類学などに携わる人など約20人が参加し、対話の場を設けて経験や知識を共有することで学びを深めている。

 11日は「『考える』をひらく~ひとひとオープンスタジオ」(15時~17時)。同プロジェクトメンバーが、「上演の中での人形の役割」「死者の声を取り扱うとは?」など現在浮かび上がっているテーマについて、意見交換する。

 12日は「『学ぶ』をひらく」としてワークショップと勉強会を開催。ワークショップ「人形を遣うってどういうこと?!」(11時~13時)は、人形美術家・人形遣いの長井望美さんを講師に迎え、人形や物への働きかけ方を学びながら、身の回りにある物を使って人形遣いを体験する。勉強会「日本の芸能史と人形」(14時~16時)は、能狂言研究者の中尾薫さんが、日本の芸能史をたどりながら、人間が演じてきた芸能と、そこに登場する人形について講義する。

 同プロジェクトを主催する「松のにわ」の藤原佳奈さんは「身体をどのように捉えてきたのか、科学・福祉・芸術などさまざまな角度から考えていくために、多様な世代、国籍の人々と対話の場を作っている」と話す。昨年は人が生まれることや、オス・メスは二項対立ではなく、連続して変化するという性スペクトラムをテーマに勉強会や読書会を行い、12月には上田市でリサーチの内容を上演。今後は、オンラインの読書会や、オープンスタジオを開催するほか、演劇の台本を皆で読んだり、感じたことを語り合ったりする「戯曲行脚」を県内各地で予定している。

 「身体へまなざしを向ける時に、人の形をしている物であり、人形遣いの技術によってまるで生きているようにも見える『人形』がヒントになるのではないか」と藤原さん。「人形や、日本の芸能史に興味がある人にも足を運んでもらえれば」と呼びかける。

 参加費は、オープンスタジオ=1,000円、ワークショップ、勉強会=各3,000円。予約はウェブで受け付ける。

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