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松本・裏町に「がねいしゃ」 昭和レトロとインドの味で「あやしげな店」

「昭和レトロを懐かしいという人はもちろん、新鮮に感じる若い人も楽しんでもらえれば」と良一郎さん

「昭和レトロを懐かしいという人はもちろん、新鮮に感じる若い人も楽しんでもらえれば」と良一郎さん

 居酒屋「我寧舎(がねいしゃ)」(松本市大手4)が松本・裏町のオハラビル4階に5月1日、オープンした。

レコードやCDが並ぶ棚

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 店舗面積は約7坪。席数はカウンター=7席、テーブル=4席。店内の棚には、昭和~平成時代の雑誌、レコードやCD、ビデオテープやDVDが並び、オープンリールテープやデッキもある。スクリーンも備え、持ち込みでビデオを見る人もいるという。

 フードメニューは500円からで、サモサや豚キムチ、キーマ焼きそばなどを用意。アルコールは瓶ビール、日本酒、焼酎、ホッピーなどがある。

 店主の元木良一郎さんは2001(平成13)年2月、深志橋交差点近くのビル2階に「カレーを食べられる居酒屋」として「我寧舎」を開業。その後1階に移り、現在は息子の拓郎さんがエスニック料理店として夫婦で切り盛りしている。

 良一郎さんは10年ほど前から、孫の面倒を見ながら常連客や知人に向けて2階で営業していた。同店の入居するビルが老朽化のために取り壊しが決まり、「自分は75歳になるから辞めようかと思ったが、(今の物件の)ビルのオーナーに紹介してもらったので、もうしばらくやるかという気持ちになった」と振り返る。

 北海道出身の良一郎さんは高校を卒業して東京のデザイン専門学校に進み、その後は京都の家具店に勤めながら、仏像彫刻を学んだ。結婚して夫婦で木彫の工房を構えたが、子どもが生まれたのを機に子育てしやすい環境を求め、1979(昭和54)年に松本市へ移住。木彫の民芸品を製作したり、松本第一高校の民芸コースで工芸を教えたりしていたが、その後は木工から離れ、住宅メーカーに勤務した。

 2000(平成12)年、50歳を目前にして「仏像彫刻を見たい」とインドへ向かい、バックパッカーで旅をした。最初に訪れたカジュラホという村で出会ったインド人の青年が、良一郎さんが帰国後に来日。1カ月ほどホームステイし、その際にインド料理を教わったという。

 新しい店は良一郎さんいわく、「昭和レトロ&印度・倶楽部」。老若男女問わず、気の合う人たち同士が気楽に楽しめるような空間にしたいという。「あやしげな店だが、マニアックな人が足を運んでくれればうれしい」と笑顔を見せる。

 営業時間は18時~22時(ラストオーダー)。土曜~月曜定休。

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