脱サラ開業、松本の「親子カフェ」人気に-「地産地消」「手作り」にこだわり

優しい雰囲気の店内。ジャングルジムで遊ぶ親子の姿も。

優しい雰囲気の店内。ジャングルジムで遊ぶ親子の姿も。

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 赤ちゃんや子どもと一緒に親も楽しむことができる親子カフェ「おさんぽカフェ」(松本市高宮南9、TEL 0263-50-9099)が主婦たちの人気を集めている。

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 店舗面積は60坪。席数はカウンター、テーブル、小上がり合わせて約50席。木の香り漂う柔らかな雰囲気の店内は、テーブルや床などに天然素材の塗料を使用している。店内中央に設けたすべり台などが付いた大きなジャングルジムのある「遊び場」は、カウンター席と隣接しているため、親は子どもが遊ぶ様子を眺めながらくつろぐことができる。そのほかにも乳幼児スペースや授乳・おむつ交換スペース、個室(2階)なども用意する。

 メニューは「おさんぽランチセット」(1,200円)がメーン。丼やカレーなど月1回程度で入れ替わる4種類の主食メニューから1品と、サラダ、スープ、ドリンクが付く。同店では1歳~6歳の就学前の子ども同伴の場合、「キッズチャージ」(最初の1時間300円、以降30分ごと100円。共に会員価格)が必要で、キッズチャージ1時間分とキッズビュッフェをセットにした「おさんぽパック」(500円)も人気だという。キッズビュッフェには小さな子どもでも食べられるように作られた、小さいおにぎりやドーナツ、ゼリー、フルーツなど10種類ほどのフードメニューと飲み物を用意する。

 「地産地消」「旬の素材」「手作り」にこだわる同店。「できるだけ地元の食材を使うように心がけている。安心だし、地域活性にもつながると思って」と店長の小林淳一さん。料理はアイスクリームも含めてほとんど手作り。「メニューは『家庭料理の延長』を目指している。お客さんから『レシピを教えてほしい』という声をもらえるとうれしい」(同)。

 小林さんは昨年3月に13年間勤めていた会社を辞め、11月に同店をオープンした。「『いつか自分でビジネスをやりたい』と思っていたときに、友人と『この辺は、子どもとゆっくりお茶ができるところがないね』という話になった。もともと子どもの教育や支援に興味があり、『親子カフェ』なら社会の役に立てると思った」と振り返る。「子どもを連れていてもゆっくりくつろいでもらえたらうれしい。『お散歩気分』で来てもらえたら」とも。

 営業時間は10時~17時(キッズチャージあり)、18時~20時30分(ラストオーダー、キッズチャージなし)。月曜定休。

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