松本・征矢野に2月7日、北海道名物「若鶏半身揚げ」をメーンに販売する「トリKING」（松本市征矢野1、TEL 0263-28-3886）が移転オープンした。

　2010年4月、西源流通団地店の西側にオープンし、今年1月末まで営業していた同店。昨年11月、同所で営業していた店舗から「閉店するので、入ってくれないか」と相談を受けた。「前の店は車でないと来づらい場所だった。ここは中小企業や住宅が多いので徒歩でも来てもらえると思い、移転を決めた」と店長の栗林亮さん（27）。店内には以前はなかったイートイン席を6席設ける。

　メニューは、移転前からのものを引き続き販売する。看板メニューである、特製塩だれに漬け込んで一気に揚げる「若鶏半身揚げ」（714円）をはじめ、「手羽先唐揚げ」（420円）、「串チキン」（1本210円）など。「唐揚げ」（399円）は、しょうゆ・塩・ピリ辛の3つの味から選べる。「山賊揚げ」（ハーフ＝315円、大＝525円）は昨年始めたメニュー。「松本山雅F.C.の試合会場で、気軽に食べられるものをと考案した。好評だったので『大』サイズも用意して、店頭でも扱うようにした」

　移転を機に丼メニューの提供も開始。「唐揚げ丼」や「親子丼」、「チキンカツ丼」など、10種類のメニューを全て500円で販売する。「よっぽど材料が大きく値上がりしない限り、この値段で提供する。ご飯の大盛りも無料。大判振る舞いです（笑）」と栗林さん。ほかに、おにぎりやいなりずし、すし飯なども販売する。

　2010年のオープン時は、栗林さんの父が店長として店を切り盛りしていた。栗林さんは当時勤めていた東京の旅行会社を退職して店を手伝っていたが、移転をきっかけに父と「選手交代」。「海外旅行が好きなので、ゆくゆくは世界中の鶏料理を提供できれば」と意欲を見せる。

　営業時間は11時～20時。丼は事前注文も可能で、大口であれば配達も行う。