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J2開幕を控え、松本山雅がイベント-サポーター1000人前に健闘誓う

高知出身の楠瀬章仁選手はリクエストに応え「松本の夜明けは近いぜよ~」

高知出身の楠瀬章仁選手はリクエストに応え「松本の夜明けは近いぜよ~」

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 J2開幕を1週間後に控える松本山雅F.C.は2月26日、アイシティ21(東筑摩郡山形村)でキックオフイベントを行った。

「常にゴールを目指す積極的なサッカーを」と話す反町監督

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 1階に設置されたステージには、1000人近くのサポーターが詰めかけた。吹き抜け部分には横断幕が張り巡らされ、ゲストMCとして登場した平畠啓史さんが「すごい緑!山雅愛を感じる」と感嘆するほど。選手が一人ずつ登場すると会場からはコールが上がった。全選手31人が入場した後、一人ずつステージに上がって紹介。開幕戦の対戦相手・東京ヴェルディに以前所属していた弦巻健人選手は「(開幕戦は)勝ちます」と力強く宣言し、会場を沸かせた。チームメイトから勝手に「ブリッジが得意」とされた塩沢勝吾選手がステージ上でブリッジを披露したり、喜山康平選手が先日の新体制発表会で披露したエルシオコーチの物まねをしたりと、終始和やかな雰囲気のイベントになった。

 Q&Aコーナーでは、新加入の9選手にアルウィンや松本の印象についての質問が投げ掛けられた。「アルウィンは観客席がピッチと近いので、勝って皆で喜びたい」と久木田紳吾選手。松本については、「(練習ばかりで)まだ街に出ていない」と答える選手が多く、「もう少し暖かくなってから…(笑)」とも。反町康治監督について聞かれた野澤洋輔選手は「(アルビレックス新潟、湘南ベルマーレとずっと一緒だったが)監督は年々厳しくなっている。普段は気さくでいい人なんですが…(笑)。キャンプでもかなり走らされたので、今年は試合中に足がつることもないのでは」と答えた。

 反町監督を迎えトークショーも展開。「選手は損得を考えず、一生懸命やっている。ヒントを与えると習得しよう、吸収しようという気持ちが強い」と練習の印象を話し、開幕に向けては、「一番大事なことは、チームの身の丈に合ったサッカーをするということ。選手の力量や個性を反映して、チームの力を100%出せるようにしなければならない」とも。開幕スタメンについては、「試合前にスタッフとも話し合って決めるので、ギリギリまで選手にも伝えない」と話した。

 トークショーの途中には、東京ヴェルディのマスコットキャラクター・ヴェルディ君が手に「招待状」を携えて登場。胸には「ようこそJリーグへ J2新入生歓迎会」、背中には「会費・勝ち点3 当日徴収させていただきます」の文字に会場から笑いとブーイングが起こった。「同じ緑色をクラブカラーにするもの同士、正々堂々と戦いましょう」とのコメントに反町監督は「新入生です。よろしくお願いします」と返し、互いの健闘を誓った。

 東京ヴェルディとの開幕戦は3月4日、味の素スタジアム(東京都調布市)で行われる。

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