松本城で十五夜「月見の宴」-ライトアップや茶席、雅楽の演奏なども

月と松本城(20日撮影)。本日22日が十五夜にあたる。

月と松本城(20日撮影)。本日22日が十五夜にあたる。

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 十五夜に合わせて松本城本丸庭園を無料開放し、ライトアップされた松本城の夜景や茶席などを楽しむイベント「第11回 国宝松本城月見の宴(えん)」が開催されている。

生け花と松本城を眺められる茶席

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 期間中、ススキなどを用いた生け花を飾った庭園内で、茶席(1席500円)や月見だんごと豚汁の販売(各250円)、月見櫓(やぐら)でのフルート、三曲(三味線や尺八など3種の楽器による合奏)、雅楽の演奏が行われる。

 茶席は期間中、前半は表千家、後半は裏千家が担当する。紅白幕で仕切られたスペースに30席以上を設け、ライトアップされた生け花と松本城を眺めながら演奏を聴くことができる。「連休中は1日300人以上が立ち寄ってくれた」と表千家の長野支部事務局・全久院住職の倉科さん。ここ数年は、外国人観光客も増えたという。「味わい方など興味を持って聞いてくれたり、撮影をしたりと気軽に楽しんでもらっている。ずいぶんゆっくりしていく人もいる」(倉科さん)。

 2000年にミレニアム記念で始まった同イベントは今年で11回目。「最近は『春は夜桜、秋は月見』で定着してきた」と松本城管理事務所担当者。例年6日間で約4,000人が訪れるが、今年は天候にも恵まれそうなことから、例年以上の来場を見込んでいるという。「22日は十五夜なので、ぜひ足を運んでほしい」とも。

 開催は今月23日まで。期間中は通常17時の閉城時間を延長し、17時30分~20時30分の間、本丸庭園を無料開放する(天守閣登閣は不可)。臨時駐車場(旧松本建設事務所跡地)も17時から21時まで無料開放する。

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