松本市で開花宣言-見ごろは今週末、恒例「夜桜会」も

本丸庭園内のヒガンザクラは見ごろを迎えている

本丸庭園内のヒガンザクラは見ごろを迎えている

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 松本市は4月6日、ソメイヨシノの開花を発表した。

「観測木」のソメイヨシノ。週末に向けて満開になる

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 朝8時、松本城管理事務所が設定した松本城外堀北側にある「観測木」で開花を確認、同事務所所長の大石幹也さんが宣言した。昨年と同日、平年より6日早い開花となる。

 同事務所の独自観測は今年で3年目。2月末ごろから観測をスタート。3月上旬には週3日程度だったが、徐々に足を運ぶ回数を増やし、先週からは1日に2回、今週に入ってからは1日8回観測を行い、様子を記録してきた。「観測木」で5、6輪の花がしっかり開いた状態で、周辺の木も咲き始めていることが確認できると開花宣言を出す。日本気象協会が発表している開花予想では、松本は4月3日と発表されていたが、それより3日遅れての開花となった。「本当に待ちに待った開花。問い合わせも多く、皆さんの待ちこがれている気持ちが伝わってきた」(同事務所担当者)。

 お堀の桜並木のソメイヨシノは開花したばかりだが、本丸庭園内のシダレサクラやヤエザクラ、ヒガンザクラは見ごろを迎えている。「例年、観測木が開花すると周りも一斉に咲き出す」(同)。ソメイヨシノが満開になるのは今週末と見られる。

 松本城では4月9日~16日、恒例の「夜桜会」を開催。例年より時間を30分延長し、17時30分から21時まで本丸庭園を無料開放する。お堀の桜並木のライトアップや、月見櫓(つきみやぐら)からの雅楽や琴、フルートの演奏なども。「今年は気温の変動が大きく、予想よりも開花が遅れたが、今後気温が安定して長く桜を楽しんでもらえれば」とも。

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