松本城公園で冬の恒例「氷彫フェス」-2年ぶりのスイス組など18組参加

金賞受賞の「希望の未来へ」。

金賞受賞の「希望の未来へ」。

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 真冬の松本城恒例の「第24回松本城氷彫フェスティバル」が1月23日・24日、松本城公園(松本市丸の内)で開催された。

銀賞を受賞した「木村・木村チーム」の作品「優美」

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 23日は、全国氷彫コンクールで昨年準優勝した「チーム札幌」による氷彫制作のデモンストレーションや、地元小学校の生徒による太鼓やマーチングバンドの演奏が披露された。このほか、氷の「ジャンボ滑り台」や足湯の設置、JFL昇格を決めた松本山雅F.C.の選手によるトークショーやサイン会などが行われ、幅広い年齢層の来場者でにぎわった。

 メーンイベントとなる氷彫コンクールには、「長野氷彫倶楽部」などの県内チームをはじめ、北海道や富山、神奈川、名古屋などからの県外チームと2年ぶりの参加となるグリンデンワルト(スイス)からのチームなどが出場。昨年より4チーム多い18チームが参加した。23日の18時から氷彫の制作を始め、翌朝6時までの12時間をかけ技術を競った。

 制作途中で像が崩れるなどアクシデントに見舞われるチームがあったものの、白鳥やカジキ、馬、女神などの細かい細工を施した氷像が松本城を囲むように並び、来場者を魅了した。朝からの好天で溶け始める像がある中、10時から行われた一般審査では、審査員となる来場者が審査用紙を片手に各像を回り、真剣なまなざしで審査を行った。

 金賞は、未来に向かって舞う鳳凰と女性の像を表現した「平田謙三・浩一親子チーム」(神奈川県)が受賞。銀賞は「木村・木村チーム」(埼玉県)が、銅賞は「チーム札幌」が受賞した。

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