自主製作する小冊子・ZINEの作り手が集まる「マツモトアート×ZINEフェスタ」が10月11日、芸大・美大受験予備校「マツモトアートセンター」(松本市大手1)で初開催された。
当日は県内外から約50組が出店。小説や物語、エッセーや詩、写真やイラストなど幅広いジャンルの個性豊かなZINEが並んだ。詩の朗読や舞踏などのパフォーマンスも行われた。
同予備校1階奥にある駐車スペースに向かう通路を含め、屋内外にブースを設けた。松本や安曇野に実際にある店を舞台にした短編小説や、架空アイドルにまつわる活動を記した詩集などの展示販売するブースや、白地図に自分がよく行く場所や道を描き入れて、その場所の記憶を思い出す「日常記憶地図」といった各地で活動している人のブースも。来場者はZINEや展示物を手に取り、出店者の説明を聞いたり、内容について問いかけたりして交流を深めた。
同センターでは、本を通じた交流の場として定期的にイベントを開催している。今回は、5月に10回目を迎えたイベント「書物とアート」に参加している「かえるBOOKS」の山田進さんが中心となって企画した。「ZINEは表現も形も多彩で、さまざまな価値観に触れることができる。おのおのにとって何か『当たる』ものが見つかると思うので、より多くの人が気軽に接する機会を作りたかった」と山田さん。委託ではなく、作り手が出店する形にこだわり、準備を進めてきたという。「今回、実現できなかったこともあるので、次回また開催できれば」とも。