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松本・梓川で「ちいさい秋みつけた展」 地元作家&オルゴール「癒やし」提供

2回目となる同展。会場内にはおよそ300点の作品が並ぶ

2回目となる同展。会場内にはおよそ300点の作品が並ぶ

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 松本・梓川にゆかりのある作家6人の作品とオルゴールを展示する「第2回 ちいさい秋みつけた展」が現在、松本・梓川のまき窯パンと木工家具の店「パントキ~梓パンと木のおもしろ工房~」(松本市梓川梓、TEL 0263-78-6237)で開催されている。

会場内の様子

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 築100年の古民家を改装したショールームに、手仕事で作られた作品およそ300点を展示する。出展は、同店、「MauA-舞和-」(織物)、「スミレ研究所」(陶器)、「白木蓮」(木工小物)、「せんから」(編み物)、「村松畳店」(畳緑雑貨)のほか、市内の楽器メーカー「フジゲン」(オルゴール)。

 今回初参加となる「村松畳店」は、畳の縁を使ったキーホルダーやポーチ、マカロン型のコインケースなどを出品。市松模様や桜、トンボなどの和柄のほか、ヒョウ柄やチェック柄といったポップなデザインのものも用意する。パントキの店主・小口明宏さんは「会場の扉を開けると、畳のいい香りが漂ってくる時もある」と笑顔を見せる。現在、小口さんと共作する畳と木材を組み合わせたベンチも制作中で、会期中の完成を目指しているという。

 「フジゲン」は、音でも作品を楽しんでもらえるよう、「45弁ディスクオルゴール」からクラシックを流し、会場の空間づくりをする。ほか、組み立てるとカノンが流れる「オルゴールづくり体験キット」も用意。木目の箱に絵を描いてオリジナルのデザインにできる。同社の胡桃澤紀彦さんは「古民家とオルゴールの音色がマッチしている。木のぬくもりと共に癒やされてほしい」と話す。

 小口さんと胡桃澤さんが2020年に初めて企画。新型コロナの影響で自粛が続く中、「情報発信をする場を作り、地元を元気づけたい」と、1日のみイベントを開催した。2回目となる今回はゆっくりと作品を見てもらえるよう1カ月の期間を設ける。同展に合わせて「季節のパン」と「安曇野放牧豚」の生ハムを使ったサンドも、数量限定で提供する。

 近所に住んでいる作家も多く、お客さんと直接やりとりをするため、急きょ作り手が会場を訪れることもあったという。「距離感が近いのが『パントキ』ならではの展示だと思う」と胡桃澤さん。小口さんは「梓川にはすてきな作家さんがたくさんいる。お祭りだと思って足を運んでほしい」と呼びかける。

 価格は、パントキチェア=4万6,200円、オルゴールづくり体験キット=2,800円、畳縁キーホルダー=440円など。営業時間は金曜~月曜=11時~17時。10月23日まで。

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