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松本で写真家・モモセヒロコさん個展 作品や空間づくりに「自分の世界」表現

以前「モンペとTシャツ」展で「東家」の江刺里花さんが撮影に協力したことが縁となり、展示が実現した

以前「モンペとTシャツ」展で「東家」の江刺里花さんが撮影に協力したことが縁となり、展示が実現した

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 写真家・モモセヒロコさんの個展「線をつなぐ」が現在、松本・大手のクラフト空間「東家(あずまや)」(松本市大手4、TEL 070-1379-8080)で開催されている。

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 2016(平成28)年に行われた諏訪大社御柱祭を題材にした写真集「線をつなぐ」を4月に出版。その中から11作品を展示する。モモセさんは、下諏訪町の御田町商店街にスタジオ「POLOM(ポロン)」を構えており、御柱祭を撮影して一冊にまとめたいと考えていたという。「川越しを撮りたいがどうすればいいか分からない、と商店の人に話したら、知人を通じて席を取ってもらえた。そういう運もあって、撮影を進めることができた」と振り返る。

 写真は不要なものを消したり、反転させて組み合わせたりして作品として仕上げている。「編集しながらアイデアが生まれ、それでまた手を動かして完成させている」とモモセさん。展示では、古いノートやさびたノコギリに貼ったり、黒曜石をぶら下げた缶のふたや漆の膳に並べたりするなど工夫を施した。

 モモセさんが作家仲間や店舗に声をかけて3年ほど前に始めた「モンペとTシャツ」展も同時開催。個性豊かでカラフルなTシャツとモンペが並ぶ。「noradoko(のらどこ)」による無農薬野菜の出張販売もある。

 「写真集はめくるごとに新たな世界が現れるし、展示は会場全体の空間づくりができる。それぞれ表現方法は違うが、互いに相乗効果も生まれる」とモモセさん。今回の展示の様子は、撮影して写真集にまとめる予定だという。「これからも写真で自分の世界を表現したい。見た人が思い思いに楽しんでもらえるような作品づくりを続けていければ」とも。

 価格は写真集=3,850円、Tシャツ・キッズサイズ=2,500円~、大人サイズ=3,500円~など。営業時間は13時~17時。7月31日まで。

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