松本で藤原千鶴さんのルームシューズ展-作業着などの古着で制作

すべて一点物のルームシューズが並ぶ。

すべて一点物のルームシューズが並ぶ。

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 松本・元町にあるギャラリー「tadokorogaro」(松本市元町1、TEL 0263-36-0985)で現在、「藤原千鶴ルームシューズ展-古いワークウェアを使って-」が開催されている。

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 藤原さんは長野県出身。文化服飾学院卒業後、東京・渋谷の雑貨店「zakka」で布物制作に携わりながら、靴の専門学校「モゲワークショップ」に通ってルームシューズ制作を学び、現在は安曇野市で制作活動を行っている。同ギャラリーでの個展開催は2回目。

 会場には50点近くのルームシューズを展示する。「藤原さんと話をして、今回は『ワークウエア』をテーマに作ってもらった」と同ギャラリーオーナーの田所真理子さん。シューズはすべて手作りの一点物で、アーミーパンツやシャツなどの古着を使って作った。服のタグを使用したり、破れたところを繕ってポイントにしたりと、細かい部分にも工夫を施す。サイズは5サイズを用意。「前回は女性用に3サイズだったが、今回は男性用に大きいものを2サイズ作ってもらった」(田所さん)。

 同ギャラリーは、イラストレーターとして活動する田所さんが絵を展示するスペースとして5年ほど前に民家を改築してオープン。これまでも不定期で展示をしていたが、今年に入ってからは2カ月に1度のペースで開催している。「縁のある人に声をかけたり、かけてもらったりしながら開催している。場所が駅からも遠く、わかりづらいが、『まあ、それでもよければやりましょう』という感じで…(笑)」と田所さん。

 現在、藤原さんと同ギャラリーオリジナルルームシューズの制作も企画中。「寒い季節、スリッパはかかとが出てしまうけど、ルームシューズは足を包んでくれる。量産では味わえない良さ、温かさがあるのでぜひ」。

 作品はすべて販売も行う。1~3サイズ=1万500円、4・5サイズ=1万1,550円。営業時間は月曜~土曜=10時~16時、日曜・祝日=11時~19時。23日は来場者にコーヒーと甘いものを振る舞う。12月27日まで。

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