松本「カーフリーデー」で市街地を歩行者天国に-中古自転車の販売も

雨の中、蔵シック館前では中古自転車の展示販売が行われた。

雨の中、蔵シック館前では中古自転車の展示販売が行われた。

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 松本中心市街地の高砂通り、緑町通り、縄手通りを歩行者天国にして、車に依存した日常生活を見直す「松本カーフリーデー」が9月21日、実施された。

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 当日はあいにくの雨模様となり、松本城公園で予定されていた音楽祭、ワークショップなどは中止となったが、カーフリーエリア(歩行者天国)となる各通りでは10時より車の進入を止め、飲食物の屋台などを出店。緑町では野菜販売の「新鮮市」も開かれた。

 カーフリーデーは1997年にフランスで始まった「車の休日」を体験する社会啓発運動で、日本では2004年から松本市、横浜市、名古屋市が参加。「環境にやさしい、持続可能なまちづくり」を目指す「ノーマイカー運動」の一環として今年は世界2016都市、国内は上記3都市を含む6都市で実施されている。

 中町通りではカーフリーデーと合わせてエコロジーとエコノミーの両立を考える取り組みとして「応援ストリート中町」を開催。蔵シック館前では市の放置自転車を買い上げ、県自転車モーター事業協同組合の協力で、自転車のプロが整備した中古自転車20台を展示、抽選販売した。また商店街各店舗ではマイカー以外で来店した人やエコバック、マイはし持参者に割引や一品サービスなどを行った。

 中町商店街振興組合の理事長、佐々木一郎さんは「まだまだ『エコライフ』というのは啓蒙の段階。その一環として年に一度は考える場を提供したい」と話す。

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