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松本にクラブの原点「喫茶山雅」、40年ぶり復活 「アルウィンの熱気、街にも」

オープン初日からにぎわった店内の様子

オープン初日からにぎわった店内の様子

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 松本・緑町に2月25日、松本山雅F.C.の新たな情報発信拠点となる「喫茶山雅」(松本市大手4、TEL 0263-75-8050)がオープンした。

テープカットにはガンズくんも登場

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 1階の飲食スペースは、木目調のテーブルと緑色の椅子、壁には歴代選手のユニホームや写真が並ぶ。オフィシャルショップも併設し、山雅グッズのほか、同店オリジナルアイテムも。2階はイベントスペースとして、パブリックビューイングにも対応する。店舗面積は延べ280平方メートル。

 同クラブの名前の由来になった喫茶店「純喫茶山雅」は1965(昭和40)年に、故山下忠一さんが松本駅前で開業。駅前開発に伴い1978(昭和53)年に閉店した。サポーターからの復活を望む声に応えるように、クラブ創立50周年の事業として2015年に計画が始動。2年間の準備期間を経てオープンにこぎ着けた。

 同店オリジナルブレンドを用いた2種類のコーヒーは山下さんの長女・慶子さんの監修の下、50年前の味を復活させた「Traditionalブレンド」と新たに「New Yamagaブレンド」(以上380円)を用意。アルコールは、「山雅ビール」(600円)をはじめ、焼酎「どまんなか松本」(芋・麦480円)、日本酒「大信州 特別純米酒」「真澄」(以上600円)やボトルワインなど地元のものを中心に提供する。

 フード類は、「ナポリタン」(700円)、「喫茶山雅カレー」(800円)、「オムライス」(850円)など「純喫茶」らしいメニューをそろえる。喫茶メニュー(14時~17時)はサンドイッチやトーストなどの軽食を用意。ディナーメニュー(17時~22時)は、「フライドポテト」(350円)、「生ハム」(600円)などのおつまみ類も。

 初日のオープニングセレモニーでは、神田文之社長が「(スタジアム)アルウィンの熱気をここに持ってきて、街中が盛り上がるような場所にしたい」とあいさつ。関係者らがテープカットを行った。慶子さんは「感無量で、父がやっていたことを思い出した。山雅を愛してくれる皆さんや、そこからつながり、さらに多くの皆さんとの輪が広がっていけば」と笑顔で話した。

 営業時間は11時~22時。

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