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松本で産学学連携の「犬服」ブランド-MITと衣デザインの学生がタッグ

ロゴを手掛けた清沢さん

ロゴを手掛けた清沢さん

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 松本市の専門学校未来ビジネスカレッジ(MIT)が松本衣デザイン専門学校、ペットショップなどを運営する「Reve」(松本市中央1)と連携して犬用衣料ブランド「irogical(イロジカル)」を立ち上げた。

犬の顔とネクタイを組み合わせて作ったというロゴ

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 MITのクリエイトデザイン学科2年生がブランディングを、衣デザイン専門学校のファッションテクニカル科の2~3年生が服のデザインや縫製を担当。4つのデザイナーズブランドで11点を展開する。

 MITのペットライフケア専門学科で、衣デザイン専門学校の先生が授業を担当していることもあり、連携が実現。昨秋から準備を進めてきた。「犬服とはどういうものかなどを学んだり、デザインを担う学生4人にヒアリングしたりして話し合いを重ねてきた」とMITクリエイトデザイン科の非常勤講師を務める「でざいんと」(塩尻市広丘)の溝口諒さん。初の取り組みで、今後は毎年実施していく予定だという。

 ブランド名は、「個性豊かな彩り」や若い感性から生まれる「常識を越えた発想力」という意味を込め、「illogical(=非論理的)」という英単語をベースに、衣料の頭文字「i」、彩りの頭文字「iro」を掛け合わせた。3月にMITクリエイトデザイン科を卒業した清沢亮斗さんがロゴを手掛けた。「犬の横顔とネクタイを組み合わせた。四六時中考え、かなり苦労もしたが、今後も続いていくブランドのロゴを作ることができたのは光栄」

 商品は全て手作りの一点物。「ここまでこだわった犬服はそうないと思う」と溝口さん。「犬好きの方はもちろん、ファッションに興味がある方にも足を運んでもらえれば。パンフレットや販売時の紙袋なども学生がデザインしたので、合わせて楽しんでほしい」と話す。

 価格は4,800円。3月26日までは、松本駅のステーションビルMIDORI(深志1)3階で展示。同28日からは「わんにゃんず松本店」(芳川小屋)で販売する。

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