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山と自然博物館で作家・北杜夫さん追悼-手紙や写真、昆虫標本でしのぶ

来場者に解説する丸山館長(写真右から2人目)

来場者に解説する丸山館長(写真右から2人目)

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 松本・アルプス公園内の「山と自然博物館」(松本市蟻ヶ崎、TEL 0263-38-0012)に現在、10月24日に亡くなった作家・北杜夫さんを追悼して、手紙や写真、昆虫標本などを展示したコーナーが設けられている。

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 北さんは旧制松本高校の出身。学生生活が与えた影響は大きく、「どくとるマンボウ青春記」をはじめ、さまざまな作品で松本時代のことを取り上げている。昆虫の研究家としても知られ、特にコガネムシを好んで多くの標本を残している。同館では2008年10月に「どくとるマンボウ昆虫展」を開催。同コーナーでは当時、北さんが同館を訪れたときの写真や開催の際に寄せた手紙のほか、北さんが採取した8匹のコガネムシの標本などを展示する。

 今年10月、北さんの影響を受けてコガネムシの研究を始めたという安曇野市の平沢伴明さんがコガネムシの一種・ビロウドコガネの新種を発見、北さんに献名した。和名は「マンボウビロウドコガネ」、学名は「ユーマラデラ・キタモリオイ」。同コーナーでは、平沢さんが献名に際して北さんに宛てた手紙の全文も展示。「いつか日本産のコガネムシで新種を発見し、北さんに献名したいと思ってきました」という平沢さんの思いがつづられている。

 「北さんは『昆虫はまるで宝石のようだ』と言っていた」と丸山潔館長。「縁があったのでせっかくだから…と、展示を行うことにした。取材や問い合わせも多く、北さんがたくさんの人に愛されていたのだと思う」と話す。

 開館時間は9時~17時(入館は16時30分まで)。入場料は、高校生以上=300円、中学生以下無料。月曜休館。12月11日まで。

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