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松本市役所近くに「松本どぶろく醸造所」 バーも併設、いずれは「名物」へ

「松本山賊焼応援団」団長を務める志賀さんは「山賊焼のようにどぶろくを名物にしたい」と意気込む

「松本山賊焼応援団」団長を務める志賀さんは「山賊焼のようにどぶろくを名物にしたい」と意気込む

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 どぶろくを製造・販売する「松本どぶろく醸造所」(松本市大手4、TEL 0263-88-8939)が松本市役所近くにオープンして1カ月が過ぎた。

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 2019年に松本駅前に移転した「池国」の跡にオープンした同店。外観と店内の柱や梁(はり)はそのまま生かして改装した。醸造スペースのほか、テーブル・カウンター合わせて20席のバーも設ける。

 浜農場(島内)のコシヒカリで仕込むどぶろく(120ミリリットル、880円)は、アルコール度数5%。現在は、酵母に「幻舞」を使った「スイート」と、「豊香」を使った「ドライ」の2種類を用意する。ワインや日本酒、シャンパンなども提供。ポテトサラダ(550円)や、「どぶろく玉子焼&エリンギ炒め」(660円)などのつまみも用意する。

 隣で居酒屋「一歩」を営む志賀丈師さんが、いとこの田中勝巳さんと共に昨年5月に「松本どぶろく醸造所」を設立し、11月に酒類製造業営業許可を取得した。大町市や白馬村など、県内には10カ所の「どぶろく特区」がある。松本市は特区ではないが、「逆に始める人が少なく、チャンスがあると考えた」と志賀さん。県内の酒蔵で長年、酒造りに携わってきた田中さんに声をかけ、準備を進めてきた。

 どぶろくは、度数を低くして飲みやすく仕上げた。「飲み口は甘酒に近い。『強いお酒のイメージがあったが、これなら飲める』という声も多い」と志賀さん。今後は、イチゴやブドウなど果物を入れたどぶろくの提供も予定する。「名物となるどぶろくをつくっていきたい。飲んだことがないという方にも気軽に試してもらえれば」とも。

 営業時間は13時~19時。火曜・水曜定休。

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