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松本で「善光寺街道」知るセミナー 御開帳記念し、街道を歩くツアー商品も

麻績宿に向かって歩く様子

麻績宿に向かって歩く様子

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 善光寺御開帳を記念したセミナー「善光寺街道~歴史旅のすすめ~」が4月24日、松本市中央公民館・Mウイング(松本市中央1)で開催される。

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 善光寺街道協議会会長の小瀬佳彦さんが講師を務め、街道の魅力を紹介。宿場町に残る痕跡をたどり、街道全体への興味を高める。小瀬さんは、歩く道としての善光寺街道再生や沿線地域の活性化に向けた活動を行っている。松本観光コンベンション協会インバウンド推進担当課長の瀬原田久英さんは「塩尻や松本市内は、善光寺街道を示す標識も少ないが、実は目立たないところに名残がある。歩く目線で、魅力を再発見してもらえれば」と話す。

 善光寺(長野市)の御開帳は、4月3日に始まった。例年より長い約3カ月、6月29日までを予定する。同協会では御開帳に合わせた5泊6日のツアーも用意。善光寺街道の起点となる洗馬宿(塩尻市)を出発し、松本の本町・中町などを案内。市街地から山間部の会田宿などを経て、青柳宿(筑北村)では、戦国時代の山城である青柳城址(じょうし)に上る。麻績宿(麻績村)を見学した後はJR篠ノ井線で姨捨駅へ向かい風景を楽しみ、その後は桑原宿(千曲市)から稲荷山宿へ。最終日は善光寺を参拝する。荷物は宿から宿へ送り、車や電車で移動しながら、宿場町周辺を中心に1日10キロ前後を歩く。

 同協会では昨秋に視察旅行を実施。旅行会社と協力して、商品化を進めてきた。50~60代のシニア層を想定し、新型コロナ収束後には、海外旅行客への販売も見据える。瀬原田さんは「7年に1度の御開帳なので、県全体で盛り上がることができれば。セミナーで街道について学び、実際に歩いて楽しんでほしい」と呼びかける。

 セミナーは、開催時間は10時~11時30分。定員は40人。参加無料だが、テキスト代(1,000円)が必要。申し込み・問い合わせは同協会(TEL 0263-34-3295)まで。

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