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松本・中町のギャラリーで「Block」家具展-末広がりの「八」テーマに

八角スツールと八角テーブル

八角スツールと八角テーブル

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 松本・中町のセレクトショップ「fennel(フェンネル)」2階のギャラリー「Gallery SANROKU」(松本市中央2、TEL 0263-31-0031)で現在、「Block Atelier furniture(ブロックアトリエファニチャー)」の家具展「八[ハチ]」が開催されている。

八角形のものと四角形のもの

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 椅子、テーブル、キャビネットなどの木工家具や小物など合わせて15点ほどを展示する。テーマは「八」。座面が八角形の「八角スツール」は、展示に合わせてホワイトアッシュ、ナラ、タモなど8種類の木材を使って制作した。「普段扱っている木は5~6種類だが、テーマに合わせて8種類の木材を使った」と同工房の前澤雅洋さん。着色をしないため、木そのものの色が生き、それぞれの表情を持つ。友人の結婚祝いに作ったという、カップを置く穴が八角形になっているプレートも。「普通は丸く掘るが、末広がりで縁起がいいと思って八角形にした」。このプレートをきっかけに、八角形の作品が増えていったという。

 前澤さんは松本市出身。松本と北海道の木工家具店に勤めた後、昨年2月に信州新町に工房を構えた。ムク材をメーンに、オーダー家具にも対応。木目や木肌の美しさを大切に、シンプルなデザインの作品を制作している。

 独立後、「まずは工房の名前を知ってもらいたい」と個展の開催を考えていたという前澤さん。妻の美紀さんが同ギャラリーのことを知り、2人で訪れたことがきっかけとなり、初の展示会が実現した。

 「実際に見て、触れて、木のぬくもりを感じてほしい」と前澤さん。期間中は在廊する予定で、「普段は工房にこもって制作しているので…いろいろな人と話ができれば」とも。

 作品は全て販売も行う。八角スツール=1万9,000円~、八角テーブル=8万8,000円、コースター=500円、ペン立て=2,500円など。

 営業時間は10時~18時。入場無料。11月27日まで。

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