FM長野「UFO遭遇イベント」公開生放送-上空に光、会場は一時騒然

昨年まで山頂レポーターだった小林さんは、初めて目にした400人の巨大サークルに「感動した!」

昨年まで山頂レポーターだった小林さんは、初めて目にした400人の巨大サークルに「感動した!」

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 FM長野(松本市本庄1)は8月23日、車山高原(茅野市)特設ステージで「FM長野超常現象スペシャルTHE U・F・O~CHANGE」の公開生放送を行った。

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 同イベントは、メーンパーソナリティーの丸山周さんが企画・立案したもので、参加者とラジオの前のリスナーが心を一つにしてUFOに呼びかける。以前、同局でレギュラー番組を持っていた丸山さんが「夢があり、ワクワクするようなことをやりたい」とスタッフに話したことがきっかけ。丸山さんが「前々から何かある」と思っていた車山高原で2006年から年に1回開催している。

 当日は、「今年一番」(同高原関係者)という好天に恵まれ、満点の星空の下での開催となった。来場者に無料配布された「日清焼きそばUFO」300個は番組中盤にはなくなり、最終的に集まったリスナーは400人ほどに。昨年同様、会場にはUFO探知機「ユータン」を持った「ユータンレポーター」を配置し、万全の体制を敷いた。番組は、丸山さんがリスナーから寄せられた目撃情報やUFOに呼びかける言葉などを紹介、上空の様子や「ユータン」の反応を随時報告しながら進行した。

 4回目となる今年のテーマは「CHANGE」。番組中盤には、昨年に続き矢追純一さんが電話ゲストで登場。アメリカのオバマ大統領の就任演説中にUFOが現れたという話に触れ、「UFOは今までは(人間から)隠れるように飛んでいたのが、最近は見えるように飛んでいる」とコメントし、参加者たちを勇気付けた。矢追さんは「宇宙人はアジア系、日本人に近い」とも話し、「近い者同士、懸命に呼びかければ通じるかもしれない」と丸山さんと参加者のテンションは上昇した。

 「宇宙に最も近い場所」として毎回山頂に派遣される「山頂レポーター」は、3年連続務めた小林新さんから田中利彦さんに「CHANGE」。田中さんが持たされた「指令袋」の中からは3本のカセットテープが現れ、田中さんの兄や妻からの激励コメントとともに、番組ではおなじみのUFOを呼ぶ呪文(じゅもん)「ベントラ」や、オバマ大統領の演説「イエス、ウィー、キャン」コールをするようにとの指令が出され、田中さんは抵抗しながらも最後には空に向かって何度も叫んだ。

 番組後半には、公開ステージ逆側の空に速度を変えながら進む光が現れ、会場は一時騒然となったが、UFOかどうかは確認できなかった。

 クライマックスではUFOに呼びかけるために集まったリスナーが一つの輪になった。全員が手をつなぎ、まずは「ユーフォーさん、来てください」と空に向かって呼びかけ、さらに「ベントラ!ベントラ!」と連呼。最後には「イエス、ウィー、キャン」と懸命に呼びかけたが、上空に光などの確認はできなかった。

 放送終了後、「時代はチェンジしていくけれど、今日みんなが空を見上げたときのようなドキドキする心、夢を見る心と同じベクトルで変わっていってほしい」と集まったリスナーに呼びかけた丸山さん。「『ワクワクする心』があれば、人は一つになれるんだと毎年実感する。今回は、明らかに来ていたと思う」と力強くコメントし、「また来年、お会いしましょう」と再会を誓った。

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