環境音楽の草分けとして知られる音楽ユニット「イノヤマランド」の山下康さんと、音響現象をテーマに国際的な美術・音楽活動を展開するASUNAさんによる公演が6月15日、まつもと市民芸術館(松本市深志3)で行われる。
山下さんは1970年代から活動を続けるイノヤマランドのメンバーとして、日本の環境音楽やアンビエント音楽の黎明(れいめい)期を支えてきた音楽家。ASUNAさんは玩具楽器や音響現象を取り入れた作品で知られ、欧米を中心に公演や展示を行うなど国際的に活動している。3月には初の共作アルバム「Before Sunset, Street Corner, Cafe Fabre」をリリース。欧州と日本で発売され、世代を超えたコラボレーションとして注目を集めている。
オーストラリア・メルボルンを拠点に活動し、今回が初来日となるバンド「Essendon Airport(エッセンドン・エアポート)」のメンバー、デイビッド・チェスワースさんも参加。当日は、1980年代に活動したユニット「Drive Time(ドライブ・タイム)」として、ベーシストのビル・マクドナルドさんと共に、繊細な歌声と、シンセサイザーやベースが織り成すサウンドを披露する。
オープニングアクトには、イラストレーター・山崎美帆さんによる音楽プロジェクト「daborabo」が出演。開場から開演までの会場BGMの選曲は、音楽ユニット「キセル」の辻村豪文さんが担当する。
ASUNAさんは2018年、メルボルン国際芸術祭への出演をきっかけにデイビッドさんと知り合った。その後、デイビッドさんが所有する電子音楽スタジオで録音を行うなど交流があり、今回の来日ツアーに合わせて公演を企画した。「日本とオーストラリアの環境音楽・ニューウェーブの先駆者たちが集まる機会。世代と国境を越えた貴重なライブになると思うので足を運んでほしい」とASUNAさんは呼びかける。
18時15分開場、19時開演。料金は一般=2,000円、U-25=1,000円。