「五月の庭」-中町「はかり資料館」裏庭で書籍・雑貨の展示・販売会

「ゴムのはいっていない、ふんわりしたはき心地の靴下」など、並ぶアイテムは和室にしっくり馴染んでいる。

「ゴムのはいっていない、ふんわりしたはき心地の靴下」など、並ぶアイテムは和室にしっくり馴染んでいる。

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 中町の「松本はかり資料館」(松本市中央3、TEL 0263-36-1191)の裏庭で5月28日、出版社「アノニマ・スタジオ」(東京都台東区)の書籍と新潟のデザインユニット「F/style(エフスタイル)」の雑貨の展示販売会が始まった。

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 資料館裏手にある蔵内では「アノニマ・スタジオ」が書籍やDVDの展示・販売を行う。料理家・高山なおみさんの本など会場には約80種の書籍が並び、クラフトフェアを主催する松本クラフト推進協会のメンバーでもある木工デザイナー・三谷龍二さんの最新刊「遠くの町と 手と しごと」の先行販売も行う。

 壁面には書籍を紹介するパネルを展示。館内の6畳間で展示販売する「エフスタイル」の本「エフスタイルの仕事」や、活動記録のパネルなども展示している。昨年に続き2度目の出展となる今回も、同社の企画展や巡回展などに登場するオブジェ「旅する灯台」が同行している。

 「エフスタイル」は靴下や風呂敷、ハンカチや手ぬぐい、かごバックなどを販売する。五十嵐恵美さんと星野若菜さんから成る同ユニットは、日本の地場産業を中心としたデザイン提案から販路の開拓までを一貫して行っている。伝統産業を次世代のライフスタイルへ溶け込ませたようなデザインが特徴。

 風呂敷や手ぬぐい、ハンカチなどに使われている「亀田縞(かめだじま)」は、新潟市亀田に伝わる綿織物。実用的な農作業衣料の生地として使われていたが、最盛期に600以上あった機屋(はたや)は現在2社に。「どうしても残しておきたい」という気持ちから、戦後消滅していた亀田縞の生産を半世紀ぶりに復活。同ユニットは商品の提案だけではなく生地そのものの製作からかかわり、機屋と一緒に資料や産地に保存されていた布や台帳を基に研究、何度も試作を重ねて生地ができあがったという。

 「自分たちのやっていることは理解されにくいので…でも、作り手と使い手の間に立ってつなぐ役目ができれば、互いにとっていいことだと思う」と話す2人。会場では、商品を手に取る人に、五十嵐さんと星野さんが商品の説明などを詳しく行う姿が見られる。

 営業時間は9時~17時。入場無料。今月31日まで。

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