松本・県に玄米粉パン専門店-おいしさにこだわり、イートインも併設

店内で製造しているパンが並ぶ。一番手前が「プチパン」。

店内で製造しているパンが並ぶ。一番手前が「プチパン」。

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松本市県に9月15日、玄米粉パン専門店「オリザ クロス カフェ」(松本市県1、TEL 0263-34-5223)がオープンした。店舗面積は19坪で、店内奥にはイートインスペース10席を設ける。

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 店内で製造しているパンは、食べやすいサイズのフランスパン「プチパン」(130円)、「お日様パン」という愛称で呼ばれている「クリームパン」(160円)、看板のイラストにも描かれている「ブロート」(600円)など常時10種類以上が並ぶ。季節のパンも提供し、今はクリやサツマイモを使ったパンを販売している。ドリンクメニューは「玄米コーヒー」(350円)、「黒大豆コーヒー」(350円)など約10種類、「玄米ソフトクリーム」(300円)も提供する。

 同店のパンは、全てに玄米を微粉末にした玄米粉「リブレフラワー」を用いているのが特徴。玄米の高い栄養価をそのままに、風味を生かして研究された「リブレフラワー」を40~50%使用することで、「栄養価が高く、カロリーが低いパン」(同店)を作り出した。店名の「オリザ」は稲の学名「オリザ・サティバ」から付けたという。

 総合食品メーカーのシガリオ(東京都港区)が玄米粉の研究・製造のため1991年に安曇野市に工場を開設。工場に併設するかたちで7~8年前にパン店の営業を開始し、同店が2号店となる。店長の鈴木美保さんは工場に勤務してパンの製造業務を行っていた。現在も「日々、作ったものを食べながら研究を重ねている」と話す。「小麦、玄米、グルテンの割合が難しい。特に季節の変わり目はバランスが変わるので…。でも、いつも生地の状態が違うことが面白い」とも。

 「パン生地はもちろん、中に詰める具の割合などにもこだわり、満足してもらえるようなものを作っている」と鈴木さん。パンには成分内容がわかるように、名前の横に配合の割合を明記している。「やはり食べ物はおいしさが一番。『玄米』というと、とっつきにくいというか…何か固くてボソボソしているイメージを持っている人がいるかもしれないが、『玄米』のイメージが変わると思うので、ぜひ食べてみてほしい」と話す。

 営業時間は10時30分~19時。火曜定休。

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